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白血病・小児ガン治療のための医療支援、
攻撃が続く地域での緊急人道支援

2003年3月に米英のイラク攻撃が始まり、サダム・フセイン政権が崩壊しました。経済制裁が終わり人々は復興を期待しましたが、その後も各地で武力衝突、事件が続き、多くの一般人が犠牲になっています。そんな中、弱い立場にある人々の暮らしはさらに厳しいものとなっています。
その一つが白血病の患者たちです。社会の混乱で医療行政の復興も遅れ、イラク国内は深刻な薬不足に陥っています。そのため本来病院で支給されるはずの薬が必要な患者に行き渡らず、家族が家財を売り払ってお金を工面しながら薬を入れているのが実情です。貧困な家庭にはその手段すらなく、小さな命が次々と失われていきます。
イラクでは白血病の子どもたちの数が急激に増えたと言われます。これは、湾岸戦争で使用された「劣化ウラン弾」が原因である可能性が高いと指摘されています。今回の戦争でもこの兵器が使われました。戦争でまず犠牲になるのは、体の抵抗力の低い子どもたちです。JVCは、イラクの医師・日本の医師と協力し、バグダッドを中心とした小児病院の白血病病棟へ医薬品を支援しています。
2004年、JVCはイラクで医療支援を行っている他のNGOとともに「日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-NET)」を立ち上げました。JIM-NETを通じ、さらに専門性を強化した効果的な支援を行っていきます。
上記の活動に加え、JVCでは軍事攻撃が続いているイラク西部地域などでの緊急人道支援を行っています。これらの地域では、家屋や水道・電気などの設備が破壊され、病院や診療所など医療機関も攻撃の対象となり、甚大な人道被害が起きています。JVCでは、イラク国内のパートナーや国際NGOと協力し、医薬品等を診療所や病院に届けています。
軍事作戦が続き、イラク攻撃の正当性が改めて問われている中、米国の政策を支援してきた日本政府の自衛隊派遣は、イラク人にとっては憎悪と攻撃の対象にもなります。JVCでは、これからも人道支援の中立性、軍組織による人道支援の問題、復興支援金・ODAのあり方、戦争で問題解決を図ることの不当さなどについて、議論と発信を続けていきます。
活動一覧
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