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爆破が続くバグダッド 電話インタビュー(4)
「すべての物価が上がった。食料を買うために隣近所に借金をしている」

2008年4月 3日 更新

引き続き、電話でバグダッドの状況を聞きました。

バグダッド3月30日(日)夜 (バスラ掃討作戦開始6日目)

『外出禁止令のおかげで疲れきっていて2日前からひどい状況だったが、つい先ほどよいニュースが伝えられた。イラキーヤTVによれば、明日の朝6時からバグダッドの外出禁止令が解除されるとの話だ。前はひどく危険だったので、このニュースを聞いてみな安堵している。
 本当にひどいこの2日間だった。全ての物価は上がった。(正式には店は空いていないが)人々はトマトや鶏肉を持ち寄っては売っていた。しかし値段が高い。以前の4−5倍に上がった。パンも半分の大きさに切って売っている。1個100gが50gになってしまった。私もお金がないので、物を買うために隣近所に借金をした。うちの近所はシーア派もスンニ派もクルド人もキリスト教徒も仲良く暮らしている。

誰かが箱入りのトマトを持ってきて売っているが、これを買うために長い列ができた。1kgのトマトが、以前は500イラクディナール(約33セント)だったのが、現在は4,000イラクディナール(約3.3ドル)する。鶏肉は2,000イラクディナールだったのが4,000イラクディナールになった。携帯電話のプリペイドカードも10ドルが20ドルになった。

しかし、明日から外出禁止令が解かれるのはありがたい。全ての蓄えを使い尽くしてしまったところだから。タマネギ、ジャガイモ、などなど、蓄えがなくなってしまった。バグダッドは暑くなってきて冷蔵庫なども必要なのだが、冷蔵庫はだいぶ前に売ってしまったので持っていない。

ムクタダ・サドルが、多分、彼はイランのコムに居るのだが、指令を出して、彼の支持者に銃を取り、警察やイラク軍を攻撃すること、イラク人同士の血を流すことを禁じた。イラク政府の使者がバグダッドからイランに向かい、イランで合意書をまとめた。イラク政府とサドル派の間で9項目の合意文書をまとめた。最初の項目は、マリキ首相がバスラを離れてバグダッドに戻ることになっているが、実際どうなったか分からない。政府側のスポークスパースンのアリー・ダッバーグは、サドル師側の提案を歓迎するとの声明を発表したけれども。

合意項目には政府側に逮捕された人々の釈放や、自宅に戻った者の家屋の保証などが含まれている。合意はされたが、バグダッドのサドルシティでは、まだアメリカの掃討作戦が続いている。バグダッド市内の他のシーア派地区のシューラ地区やカダミーヤ地区も同様だ。多分明日にはこれらの地区を去ると思うが。

イラク政府は武器、特に重火器を差し出すように求めている。この3日間に回収されたのはカラシニコフなどの銃だけなので、その後10日間の間に重火器を回収するように要請している。しかし実際にどういうことになるのかわからない。

知人の話では、ニューバグダッド地区では路上に死体が転がっている。シーア派の民兵同士の争いでマフディ軍が警察と戦い、また、バドル旅団やダワ党の人々を殺傷している。マハディ軍が優勢で、これらの人々の集まるところを爆破するなり襲撃するなどしている。危険でその地区には近寄れない。米軍は駆けつけてもその地区に立ち入れないので外から撃つだけ。上空のヘリコプターから爆撃をするだけだ。警察でもサドル派の支持者がいて武器や自動車を提供している。政府系で働いていた人々が職を失い、サドルシティで武器を取って戦っているケースが数多くある。警察や軍の制服を脱いで、武器を持ったままサドル派に寝返っている』


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