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爆破が続くバグダッド 電話インタビュー(2)
「状況がひどいが、まだ生きている」

2008年4月 3日 更新

3月26日に引き続き、電話でバグダッドの状況を聞きました。「このままの状況が続けば食料が尽きる」と、生活にのしかかる圧迫を訴えています。

バグダッド3月27日(木)夜 (バスラ掃討作戦開始3日目)

『状況がひどいがまだ生きている。

燃料が手に入ったので自家発電機を動かしているが、公共の電気は来ていない。5リットルの燃料の値段は5,000イラクディナールだ。1リットル当たり1ドルに当たる。
 きょうは恐らくバグダッドは外出禁止令の状態だ。カチューシャ砲(ロケット砲)がたくさん撃たれた。バグダッドのサッカースタジアムの裏にも着弾した。
 市内の友人とは電話で連絡を取り合っている。ドーラ地区やハイファ通りなど、チグリス川右岸の治安は比較的良いようだが、サドルシティのあるチグリス川左岸の治安が悪い。

米軍はシーア派のカダミーヤ地区を封鎖して治安作戦に入っている。サドルシティでは大きなデモが行われ、マリキ首相の退陣を要求している。バスラでの治安作戦での人殺しを止めるようにと要求している。サドル派とイラク政府の間で交渉が行われているが、その間でもたくさんの爆破、撃ち合いがあり、戦闘が継続している。交渉がうまく行くことを願っている。

このままの状況が続けば食料が尽きる、お金が尽きる。大きな問題になる。
 私の家の地域ではとりあえず大丈夫だが、通りには車は通行していない。通りには小さな明かりが点いているだけだ。ニュースを見ることができないのでわかっていないが、恐らく外出禁止令が敷かれているはずだ。

近所のパン屋の一軒が閉まり、もう一軒は大忙しだ。たくさんの客が押しかけるから。
 米軍は市内では見かけない。きょうの昼間は2台通りかかるのを見かけただけだ。
 バグダッド市内の他の地区に向かう道路は全部封鎖されている。特にサドルシティに向かう道は警戒が厳しい。
 米軍はきょう、サドルシティへの電力と上水道の供給をカットしたと聞いている。電気がない、水がない状態にしている。これは報道で伝えられているのではなく、人のうわさとして伝え聞いた。

サドルシティの上空からは米軍のヘリコプターとF16戦闘機が攻撃を加えている。市内ではその振動と音が聞こえる。バグダッド市内の戦闘はバスラと異なり、イラク軍とシーア派民兵の戦闘ではない。米軍とシーア派民兵の戦闘で、米軍は空から空爆を加えるだけだ。

イラク中部、南部で電力設備に対する攻撃により、電力供給に支障が出ていると伝えられるがいつまでに直るのかわからない。

戦闘はイラク全土にわたっている。
 ヒッラでは米軍による空爆が行われた。クートでも戦闘が行われている。ディワニーヤの米軍基地も攻撃された。サマワでも戦闘になっている。これらの地域(ヒッラ、クート、ディワニーヤ、サマワ)ではすべて外出禁止令が敷かれた。カルバラでもそうだ。ナジャフでも、アマラでも...南部の都市はみんなだ。南部はシーア派同士の戦いだ。

バグダッドの問題はカチューシャ砲だ。イラク政府と米軍に抵抗してサドルシティからあらゆる方向に向かってカチューシャが撃たれる。

バスラではまたひとり医師が撃たれた。病院には医師が居ないし、けが人を運ぶために病院から出動した救急車も出かけたきりで病院に戻っていないという。病院は多数のけが人に対応するために献血を募っているという。輸血用の血液のストックも、手当てに必要な特別な医薬品も無くなっていると言う。これはTVの報道で見た』


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