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国際劣化ウラン兵器会議

中東 パレスチナ最新情報 中東担当 佐藤 真紀 佐藤 真紀 佐藤 真紀
2003年11月20日 更新

10月16日から19日にかけてドイツのハンブルグで行われた「国際劣化ウラン兵器会議」は、国連などの国際機関が中心となったものではなく、学者や法律家、退役軍人、市民団体などが参加し、市民のネットワークを作ろうというものでした。
約20カ国から200名以上の参加があり、日本からも20名程度参加しました。イラクから帰国途中のJVC佐藤もこの会議に参加しました。

会議でイラクの惨状を訴えるジナーン医師会議でイラクの惨状を訴えるジナーン医師

帰国後、参加者の有志でメーリングリストが立ち上がり、情報を交換する場所ができています。以下のHPをご覧ください。
 www.jca.apc.org/mihama/d_uran/hamburg_uranium.htm
 www.nodu-hiroshima.org/

この会場で出会った方のインタビューを一部掲載します。全文を希望される方は、JVC佐藤(makisato@jca.apc.org)までご連絡ください。ワード形式でお送りします。

ダグラス・ロッキーさん(50代男性) アメリカ

   (国防総省劣化ウラン調査団元団長)
「日本のみなさんは、イラクの占領軍が撤退するために、日本がリーダーシップをとるよう、声を上げるべきです。イラクの人々は、身を守るすべもないし十分な医療も受けられていないのです。イラクのインフラを破壊するのに多くの劣化ウラン弾が用いられただけでなく、工場の破壊による化学物質汚染も起きています。数千人の兵士が体調が悪いと訴えています。そしてイラク市民は、まったくもって十分な医療を受けられていません。

日本の自衛隊は日本を守るのが仕事であり、他の国での活動は認められていないはずです。1990年8月〜2002年5月ペルシャ湾に配備された米軍では、22万人が身体障害者になりました。死者は1万人を超えているというデータもあります。日本の自衛隊も同じ目にあってしまいます。占領軍は撤退させなくてはいけないのです。」

ダグラスさんには、最後にもう一度、飛行場で会った。
私がイラクに行くと言うと、
「それは大変だ。ごらんのように私はすでに被爆している。君も私のようにならないでほしい」と気遣ってくれた。

パトリシアさん(20代学生) スペイン

  (ボーイフレンドがコソボで従軍し白血病で死亡)
「ボーイフレンドが死んだの。彼はコソボでPKM(平和維持活動)をやっていて、2000年7月に戻ってきたわ。元気だったのに、10月になったら熱が出て2日後には白血病と診断、意識不明になって14日後には死んでしまった。医師は『急性白血病にしても早過ぎる』と言ったわ。普通は3ヶ月はもつだろうって。いろいろな検査を受けていたようなので、発見が遅れたとは思えない。検査結果は私には教えてもらえなかった。軍事機密になっていたの。彼の任務は後方支援で、弾丸や燃料の供給をマセドニアの国境でやっていた。

12月に劣化ウラン弾のことをTVで聞いた。イタリア兵のことだったけれど、彼と同じだと思ったわ。彼の友人の4人が腫瘍ができたと言うので、連絡を取ろうとしたけれど断られてしまった。軍から圧力がかかっているって言うの。もう電話しないでくれって。一ヵ月後には、彼の家族も口をとざすようになってしまった。

それで団体を作ろうとしたのだけれど、法律で認められないというの。仕事を首にされたくないから協力できないとか、ガンであることがわかると今の仕事をなくしてしまう、と言う人もいたわ。それでも私が戦うのは、彼に起こった真実を知りたいから。そう、劣化ウラン弾に関して。もう後には戻れないわ、知ってしまったから。」

佐藤:スペインは今回のイラク戦争を積極的に支持していますね。
「そう、戦争に参加しました。スペインはアメリカの下にあるから、スペインがどんな兵器を使ったのか知る必要があるでしょう。スペインは、イラクの石油の利益を狙っているから積極的なの。だから、劣化ウラン弾と病気の関連性に関しては、とにかく隠しておきたいようね。スペインの兵士がこれだけ苦しんでいるということも…。
日本の自衛隊?日本もスペインとまるで同じじゃないかしら。裏で起きていることは知られることはないわ。」

映画「被爆者」の鎌中監督とインタビューに応じてくれたパトリシアさん映画「被爆者」の鎌中監督とインタビューに応じてくれたパトリシアさん

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