アジア・中東・アフリカで活動する国際協力NGOです。
  • JVC facebook
  • JVC twitter
  • イベントメルマガ配信中
  • 文字サイズ:大きく
  • 文字サイズ:中くらいに
  • 文字サイズ:小さく
JVC English website

アフガンの女性たち②

アフガニスタン事業ボランティア 白川 麻子
2018年7月24日 更新

前回更新したアフガンの女性たち①の続きです。前回は教育や経済活動に従事する女性たちを挙げました。今回の記事ではどのような女性が登場するのでしょうか。

アフガニスタン女子ナショナル自転車チーム、自由へのペダル

アフガニスタンでは、「男性より筋力、能力の劣っている」女性が自転車に乗るということは長い間タブーでした。さらに自転車のサドル(座面)が女性の婚姻能力を損なうものだと信じられていたからです。このようなアフガン社会に風穴をあけたのが、アフガニスタン女子ナショナル自転車チームとチームトレイナーのシャノン・ガルピン(アメリカ、コロラド出身)さんです。ガルピンさんとアフガニスタン女子ナショナル自転車チームはバーミヤンで短期間の実地練習を積んでいます。
ガルピンさんは「移動の自由がアフガン女性にとっての自転車問題の本質」と言います。 ヒューマン・ライツ・ウォッチによれば、アフガン人にとって女性が自転車に乗ることは車を運転することより一層悪く、姦通のように刑務所に勾留される道徳的犯罪であるとのことです。このような環境のもと、チームに所属する女性達にとって自転車に乗ることは抑圧的な伝統への挑戦なのです。路上での練習中、男性達はしばしば彼女達に嫌がらせをします。例えば石や火を噴くパチンコ玉を彼女達に投げつけ、道路から出るよう仕向けるのです。チームリーダーのマリアムは、自転車から降りるよう嫌がらせをする人々に「これは私たちの権利であり、あなた方はその権利を奪おうとしている。」と言って走り去ると語っていました。
ガルピンさんは「アフガニスタンで女性が自転車に乗ることは、ここでは単なるスポーツではないのです。これはまさに革命です。チームメンバーは他のアフガン女性が仕事を得る、教育を受けることによって単に女性の領域を広げてきたのとは違うのです。それはまさに政治的活動であり、従軍するようなことなのです 」と説明してくれました。このチームの目標は女性のサイクリストがアフガン社会で当たり前になるこです。2020年のオリンピックに参加できれば、女性アスリートが国家威信を創りだし、女性のスポーツ参加を奨励するだろうとガルピンさんは信じています。アフガニスタン女子ナショナルサイクリングチームは2015年イタリア議会でノーベル平和賞候補にノミネートされました。

詳しくは下記をご覧ください。(原文英語)

Biking Toward Freedom With the Afghan Women's National Cycling Team

By Deni Ellis Béchard Members of the Afghan Women's National Cycling Team ride past a military checkpoint outside Kabul. (Photo: Deni Ellis Béchard) In the spring of 2014, I flew from Kabul, where I had been living, to Bamyan, a mountainous province in central Afghanistan.

アフガニスタンを守る女性兵士たち

アフガニスタン国軍に従軍する女性兵士の訓練の写真集です。カブールの軍事訓練アカデミーは、アフガン国軍に従軍する熱心な女性達を作り出している一方、暴力の増加と保守的な社会という現実は若い女性兵士達の将来を不安にします。西側諸国と組む現政権打倒を企むイスラム過激派の攻撃に苦しみながらも、いま士官訓練を受けている150人の女性兵士は国家防衛の一部を担うことに誇りを感じていると語ってくれました。

詳しくは下記をご覧ください。(原文英語)

Training Afghanistan's women soldiers - The Boston Globe

Kabul's military training academy is churning out classes of enthusiastic women to serve in Afghanistan's army, but the realities of rising violence and a conservative society make the future for the young recruits far from certain.

アフガンの声なき女性のために歌い続けるラップ・シンガー"パラダイス"

パラダイスはヒジャブ(イスラム教徒の女性が顔を隠すために用いるスカーフ)の代わりに野球帽をかぶり、アフガンの女性の権利を声高に訴える初の女性ラッパーです。国連によると、アフガンの87%の女性が身体的、性的な暴力にさらされていると言われています。パラダイスはタリバン政権崩壊後も続くジェンダー不平等への批判を歌詞にのせ、「アフガニスタンでは、あなたが歌手やアーティストや教師であっても関係なく、"あなたがアフガニスタンの女性である"ことが問題なのです。声なき女性のために闘い、堂々と意見を言っています。」と話してくれました。
しかし、彼女にとって人生は容易いことではありません。27歳のこれまで、2度の国外退去を強いられ、数え切れないほどの脅迫を受けてきました。さらに、路上で10人の男たちに囲まれ暴行を受け、瀕死の状態のまま放置されました。この事件時に、警察は彼女に歌をうたうべきでないと言ったそうです。この事件で彼女が痛感したのは、「黙っていては何も変わらない」ということでした。パラダイスはドイツ・ベルリンに移住し、遠いアフガンの女性たちのため、歌うことで闘っています。

詳しくは下記をご覧ください。(原文英語)

Afghanistan's first female rapper: 'If I stay silent, nothing will change'

Life has not been easy for Paradise Sorouri. In the past seven years, the 27-year-old has been forced to flee her country twice, received more death threats than she can count, and was brutally beaten by 10 men on the street and left to die. Her crime?

まだまだ続きます。次回もお楽しみに!!

団体案内
JVCの取り組み
11ヵ国での活動
イベント/お知らせ
現地ブログ
あなたにできること
その他
特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター
〒110-8605 東京都台東区上野5-3-4 クリエイティブOne秋葉原ビル6F 【地図】
TEL:03-3834-2388 FAX:03-3835-0519 E-mail:info@ngo-jvc.net