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招へいしたタイ人と福島県を歩く

タイ事業担当 下田 寛典
2015年7月 8日 更新
大熊町役場のいわき市出張所にて大熊町の震災以降の経緯を学ぶタイ人参加者(右2名)大熊町役場のいわき市出張所にて大熊町の震災以降の経緯を学ぶタイ人参加者(右2名)

タイから招へいした2名は、3月9日に福島県いわき市に入り、翌、10日に国道6号線を北上し、富岡町、南相馬市を訪問していきました。
いわき市では、水産加工業の協同組合を訪問し、この間の復興と再生に向けた取組みに耳を傾けました。また、大熊町からいわき市に避難されている方々が暮らす仮設住宅に足を運びました。仮設住宅で暮らすお母さんは、「震災から4年が経過するなかでいまだに大熊町には戻れません。子どももこちらに転校して友だちもできてきたところ。大熊町に戻りたい気持ちはありますが、いわき市での新しい暮らしを模索したほうがいいのかな、と感じています。」と複雑な思いを聞きました。

10日は北上し富岡町で一時下車。住民の方のご厚意でご自宅を訪問させていただきました。地震で家財道具が散乱した震災直後そのままの姿を前に、タイからの参加者も言葉を失いました。

南相馬市の小高区にある神社南相馬市の小高区にある神社

車はさらに北上し、南相馬市へ。南相馬市の小高区にある神社を訪問しました。案内してくださった今野さんは、「あと1ヶ月もしたら桜が咲いて綺麗なんだ。春にはみんなここに集まって桜をめでるのが恒例でね」と震災前の地域の様子を語ってくださいました。

タイの参加者たちは、震災から4年が立とうとしている現在も地域に戻れなかったり、戻れたとしても一時的なもので制限があるなど、放射能という目に見えないものによる被害の大きさを目の当たりにし、タイ国内に居るだけでは得られない事故被害の重大さを痛感したようでした。

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