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南アフリカでの活動
南アフリカ事業担当 渡辺 直子
2018年3月 6日 更新
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現在、南アフリカ共和国(以下、南ア)では、人口の約13%にあたる710万人がHIVに感染していると報告されています。一国の陽性者数としては世界最多で、特に15〜49歳の若い世代で5人に一人が感染しているなか、エイズで親を亡くしたエイズ遺児が、約170万人いると報告されています。特に2009年に政権が変わって以降、南ア政府はHIV/エイズ対策に力をいれ、現在南アでは、統計上はエイズ治療薬(ARV)が普及したと言われています。しかし現実には、副作用の強いARV服薬に欠かせない食事が、貧しさゆえに手に入らずに薬を飲めず命を落とす人、あるいは交通費がなく、病院に行く途中で体力不足で倒れてしまい、病院・薬へアクセスすることなく亡くなる人も数多くいます。また同政府は母子感染対策にも力を入れていますが、貧困やレイプによる妊娠などさまざまな理由でクリニックや病院にアクセスできない女性も多く、毎年約2万人前後の母子感染ケースが報告されています。感染したり、親をエイズで亡くした子どもは差別や偏見にさらされ、誰も世話をしてくれる人が見つからないケースも少なくありません。
こうした状況下で、HIV感染のリスクに最も脆弱な存在は家庭環境が困難な子どもや若者と言われています。前者は性的虐待の対象にされたり、必要に迫られ売春に身を投じるリスクが指摘されています。後者については、南アでHIV感染率が最も高い年齢層は20〜35歳年の若い、働き盛りの世代です。様々な側面においてHIV/エイズの影響を最も受けているのが若者そして子どもたちであるなか、直接的なサポートを届けるとともに、世代を超えた感染拡大予防を見据えた対策を講じることが喫緊の課題です。
以上から、医療機関・従事者が不足し、また正しい情報が届きにくくエイズへの差別や偏見が特に強い農村部において、HIV陽性者・エイズ遺児への支援や、正しい情報を伝えるための予防啓発活動、また彼らの生活そのものを支えるための活動、若い世代への対応、貧困やジェンダーの課題も含むアプローチなど、包括的なサポートが必要とされています。これを受けて、JVCは2012年度から、現地住民組織/NGOなどの地域住民と協力しながら、リンポポ州ベンベ郡の農村貧困地域で活動を行っています。


南アフリカのHIV/エイズを取り巻く状況、活動の背景



JVCの活動


概要

2012年度から、地域の人びとと協力しながらHIV/エイズの課題に取り組むための活動を開始しました。活動地はリンポポ州ベンベ郡です。リンポポ州は、南アフリカの中でも「貧困州」と位置づけられ、医療機関や公的なサポート体制が他州に比べて不足しています。また、人の流出・移動が国内で最も多い州のひとつで、人口の70%以上が29歳以下という「若い州」であるがゆえに感染リスクが高いと言われています。活動は、母親たちがHIV陽性者や子どもたちのケアに携わる地域住民組織LMCC(Light of Mercy Community Care)と協働で行っています。

最初の3年間(〜2015年度まで)は、地域の母親が担う訪問介護ボランティアや子どもケアボランティアの育成、エイズで親を亡くすなど困難な状況下にある子どもたちの支援、HIV陽性者や自助グループ活動のサポート、予防啓発活動の強化、家庭菜園づくりの5本柱を中心に活動を行っていました。

2016年度以降は、それまでの活動を通じた成果と課題を受けて、特に、エイズ遺児等が通う村の子どもケアセンター(以下、DIC)で11歳以上の青少年を対象とした活動を行っています。

現在の活動

南アフリカの農村貧困地域で、エイズで親を亡くすなど特別なケアが必要な子どもが集まる場であるドロップイン・センター(以下、DIC)と活動をしています。特に、2015年度までの成果と見えてきた課題を活かして、2016年度からは、10代の子どもたち(以下、青少年)たちを対象に、日常的なケア・サポートを提供するとともに、自分たちの暮らしや権利、社会のことを多面的に学び、将来について考えるための研修や場・機会を提供しています。その中では、性教育やHIV/エイズに関する研修も行っています。これらを通じて、彼ら・彼女らが情報・知識を身につけ、考え、生きていくための道を自ら切り開く力をつけることで、世代を超えた感染拡大予防にアプローチすることを目指します。また、青少年たちの活動が、DIC内で世代を超えてつながっていくための仕組みづくりとそのサポートをするためのDICのケア・ボランティア(村の母親たち)にも研修を提供します。具体的な活動内容はこちらをご覧ください。

事業地 南アフリカ共和国リンポポ州ベンベ郡マカド地区2村(ボドウェ村、ヒャンガナニ村)
直接対象者 2村のDICに通う青少年約100名、DICのケアボランティア10名、地域関係者(理事、研修に参加する保護者など)約50名
間接受益者 DICに通う10代以下の子どもたち約60名、青少年含むDICに通う子どもたちの保護者や家族約300名、地域の学校(得に中学校・高校)の教員約30名、2村の住民約10,000人
活動 (1)青少年活動のサポート、活性化
(2)青少年活動のサポート体制強化
(3)モニタリングとフォローアップ

南アフリカで目指すこと



現地ブログfrom南アフリカ


※これより以前のものもありますが、現在準備中です


これまでの活動(2011年度以前)


※現在準備中です。


あなたも南アフリカに関わりませんか


※なお、2017年度の南アフリカの活動は以下の皆さまからの助成金・ご寄付などにより支えられています。
生活協同組合 パルシステム東京「平和カンパ」
宗教法人 真如苑
連合(日本労働組合総連合会)「愛のカンパ」
JVCへの無指定寄付
JVC南アフリカへの指定寄付
その他、クラフト雑貨販売収益、講演時講師料など

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