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【3】5月14日:二人の地元DJ

震災支援担当 楢崎 知行
2011年5月29日 更新
ヘッドフォンを使う吉野さん・沢田さんヘッドフォンを使う吉野さん・沢田さん

南相馬災害FM放送を、ほとんど二人きりで切り盛りしているのは沢田貞夫さん、吉野よう子さんの夫妻です。

午前9時、午後1時、午後5時の1日3回、各1時間、ほとんど二人だけで放送しています。ミキサーやCDプレーヤーを操作しながら、市の広報資料などをマイクの前で読みます。「分かりやすく」というより「間違いなく」を重視する書類を、リスナーが聞いただけで分かるように伝えるのは、大変な仕事です。それを4月16日以来、土日も休まず、毎日続けているのです。しかも、二人はアラ還暦(還暦前後)とアラフィフのご夫妻。大災害に原発事故、放送はしばらく続きそうです。

仮設スタジオでにこやかに放送している二人も、津波の被災者です。二人とも親戚のなかに、まだ行方不明の人が何人もいらっしゃいます。沢田さんは、カラオケ教室を経営していらっしゃいますが、一人住まいの生徒さんのご遺体の確認にも行ったそうです。「顔が膨れ上がり、ゆがんでいて...」と話す沢田さんの顔もつらそうでした。沢田さんの実家は警戒地域にあり、住んでいたお母さんは無事避難したのですが、夫妻とお母さん、3人で帰宅してみたら、家の中に大きな蛇が網にからまって生臭い臭いが充満していたそうです。

災害FM放送は、大震災を受けて南相馬市が設立。15年位前に試験放送をしたことがある同市の栄町商店街振興組合に運営を委嘱しました。機材には15年前のものや、沢田さんが教室からもちこんだものもある寄せ集めです。DJがいま放送しているものを聞く、ヘッドフォンさえありませんでした。JVCは放送局支援の一環としてまずヘッドフォンを提供。続いてコピー・プリンターの複合機を購入するなど徐々に放送局の運営環境を整えていこうとしています。

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