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日タイ若手農民交流 シンポジウム(1)

タイ事業担当 宮田 敬子
2011年11月 7日 更新

日タイ若手農民交流活動では、これまでタイと日本の農民が国を越えた交流を実施してきました。2011年10月1日、お互いの国が抱える社会問題を共に考え、考え方や生き方を伝え合い、国を越えた農家の仲間を作ってくことを目的とし、タイの東北部ヤソトーン県でシンポジウムを開催しました。

開催された会場開催された会場

いよいよその日がやってきた。昨年の12月から企画をしてきたが、あまりにも前過ぎて実感が沸いてこなかった。ようやく日本とタイの農民による農民のための日・タイ若手農民交流農民シンポジウムが開催される。

開始時間は午前9時。東北タイ ヤソトーン県クチュム郡の村にある村落開発を行なっている行政区運営機構(通称 オーボートー)の会場を借り、総勢約70名が集まった。「タイなんだから、予定通りの9時に始まらない。集まるわけないよ~」と踏んでいたが、各県から集まったタイの農民たちは9時には既に席に着いていた。まだ始まらないのか~という声に焦ったものの、肝心の通訳さんが遅れている。どちらにしろ、時間が読めないのはタイでイベントをやる際には心得ておかないといけないことだろう。

会場の様子会場の様子

オーボートーの副会長さんが開会の言葉を述べたあと、早速シンポジウムが始まる。今回参加したのは、東北部や北部の有機農業グループ、若い世代に農業に興味を持ってもらう活動を行っている青年グループなどだ。当初、50名の参加を想定しており、その数でさえ、当日キャンセルもあるだろうと踏んでいたが、当日を向かえ70名を越す参加者。その中には、これまで交流に参加したメンバーの顔も見られる。

まず始めに、このプロジェクトの提案者でもあるデーンさんがこれまでの活動を紹介した。日本とタイの農家がお互いの国を行き来したこの2年間。ただ単にお互いの国を訪問しあったのではない。お互いの土地に行き、土に触れ、汗を流し、農で作っていくこれからの社会について語り合った。そんな2年間だった。農民が出会うことによって生まれてくるエネルギーのようなものを私自身、その期間ずっと味わせてもらった。そしてそのエネルギーは小さくとも、社会を変革するだろう希望が含まれている。農民交流とはそういうものなのだろうか。

デーンさんは次のような言葉で表現した。「野菜を植えるためには土を準備しなくてはならない。食事をするためには料理をしなくてはならない。国を開発するためには人を開発しなくてはならない。そして、自分を向上させていくためには心を養う必要がある。」

日本の農家による報告の様子日本の農家による報告の様子

さて、シンポジウムの午前は2010年4月に日本ツアーに参加したタイのNGOスタッフであるウボンさんによる「タイ人から見た日本社会」の報告から始まった。日本ツアーでは、日本国内の貧困問題に取り組むNPO訪問や実際に路上生活をしている方にもお話しを聞いたりもした。タイ人や他の国にとっても「日本は経済大国」という、一種の憧れに似たような眼差しがある。しかし、ウボンさんが見てきた日本は、経済発展の影に隠れた貧困や若者の労働問題や自殺者の問題。ウボンさんの報告は次回へつづく。

※日・タイ若手農民交流についてはこちらをクリック
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