アジア・中東・アフリカで活動する国際協力NGOです。
  • JVC facebook
  • JVC twitter
  • イベントメルマガ配信中
  • 文字サイズ:大きく
  • 文字サイズ:中くらいに
  • 文字サイズ:小さく
JVC English website

10月26日 受身にならず自主的に

12期インターン 高桑 和規
2011年11月10日 更新

皆様いかがお過ごしでしょうか。タイの洪水ニュースが流れていると思いますが、僕のいるコンケーン県ポン郡は雨も少なく毎日暑いです。洪水の心配は全くありません。3歳児程度のタイ語を駆使し、相手の言っていることは殆ど分らなくても、自分の言いたいことは身振り手振り、時には英語も交えながら伝えています。それでも、日本語を話せる人が回りに何人かいる僕は、他のインターン生よりも恵まれていると思うのです。そんな僕のとある旅の話をしたいと思います。

ある日、「ノンカーイ」に行くんだけど、スキ(僕のニックネーム)も行く?」と言われました。ノンカーイ?どこにあるのかも分りません。でも、何事も経験だし行ってみよう、これが旅の始まりでした。よくよく聞いてみると『350km』、『金曜日』、『月曜日』というタイ語が聞こえてきます。そこは350km離れた3泊4日の実家への帰省だったのです。

お祭りの飾りの準備をしている子どもたちお祭りの飾りの準備をしている子どもたち

何をしに行くかも理解できず、バスと車を使って6時間。そこでは大量の肉をさばき、大勢の人がいてお祭りのようでした。いろいろと説明されましたが、何も分らずその日は夕飯を頂き就寝。次の日は午後からパレードに参加。爆音で音楽を流す車と一緒に爆竹やロケット花火などと町中を踊り歩きます。タイ人は踊りが老若男女を問わず大好き。6時間くらいゆっくり歩きます。途中で帰りましたが、苦痛でした。タイ人の手の動きはきれいですが、自分はぎこちない上に恥ずかしく歩くだけ。何でこんなところに来たんだろうと自問自答しながら歩きました。

お祭りで踊る村の人たちお祭りで踊る村の人たち

日曜日は親戚の農場を見学。「向こうから反対側までが自分の土地だよ」と言われ、その見渡す限りの広大な土地に圧倒され、養豚場では檻に入れられ身動きのとれない豚に驚きました。夜はお酒を飲まされながら「ポム チョープ プチャーイ(僕は男性が好きなんだ)」と言われ、この男性が踊り手とり足とり時には腰に手を回しながら教えてくれました。「また会いに来てね」とか、後日「あなたが恋しいわ」なんて電話があったり、タイは本当に楽しいところです。

見学に行った農園の豚舎見学に行った農園の豚舎

しかし、こんな風に遊んでいるわけではありません。この家は毎日7頭の牛を田んぼに連れて行きます。たまに手伝うのですが、未だに怖いです。そして、最近稲刈りが始まりました。80ライ(約13ha)という広大な土地があり、今日3ライ強終わりました。「80ライもできないよ」なんて言ったら笑われました。「だったら、スキが日本に帰らないで手伝って」とか「タイで暮らせば土地をあげるわよ」なんてことを言われます。親戚の方もしきりに僕に土地をあげようとします。冗談だと思いますが、そうでなければ人が良すぎます。

さて、これから毎日稲刈りが続くと思いますが、僕の課題はとりあえず一つ。受身でなく、自主的になること。文法が間違っていなくても、自分から話しかける。農家の仕事は沢山あるのに、伝わらないことや理解できないことを恐れて逃げるのではなく、まずぶつかってみること。そうすれば、ノンカーイに行ったときに体験した何百枚の皿洗いのように、日々の生活が楽しくなるはずだと思うのです。あのときの踊りは半強制的でしたが、これからは失敗を恐れずに率先して学んでいこうと思います。自分の気持ち次第で感じ方は変わってくると思います。

少しずつ短くなっていく期間を有効に活動したいと思います。皆さんもお体に気をつけて、また会いましょう。

団体案内
JVCの取り組み
11ヵ国での活動
イベント/お知らせ
現地ブログ
あなたにできること
その他
特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター
〒110-8605 東京都台東区上野5-3-4 クリエイティブOne秋葉原ビル6F 【地図】
TEL:03-3834-2388 FAX:03-3835-0519 E-mail:info@ngo-jvc.net