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日本での研修 その2

12期インターン 中村 真
2011年9月 8日 更新

僕がインターンに参加した理由は、一言で言えば「現場を体感することで見えるであろう世界を日常に落とし込むこと」。それまで大学や本で学んだ知識をはいったん忘れて、現場で何が起きているのかを身を以て経験し尽くすことで、初めて見えてくる世界があるはずだと信じているからである。つまり、JVCでの座学は僕にとっては「いったん忘れるべき知識」だったのである。

事前研修で僕が心に残っていることと言えば、ワンパック研修所での質素な生活である。 自給自足を目指すことは環境に優しいとはいえ、こんな質素な生活の中に「幸せ」や「充実感」なんて本当に感じられるのだろうか?

nougyou.jpg千葉の農家で農業研修

農作業もただただきつかったの一言に尽きる。炎天下の中、終わりの見えない草取りを延々と、淡々とやっていく。とても面白いとは思えなかった。

そんな憂鬱な気持ちを抱きながらも、それまでとは異なる違和感を覚えることがあった。それは、ワンパック研修所で生活している方々や、そこに出入りしていた農家の方々が充実感に満ちた顔をしていたことである。農作業に従事しているときこそ真剣な表情をしていたが、休憩中や食事のときは、とても穏やかな顔をしており、なんか温かかった。こんな質素な生活の中でも充実感を感じられるのはなぜだろう?僕には理解できなかった。

ワンパックでの研修最終日。ワンパック研修所でお世話になっている金森さん(インターン11期生)がこんなことをおっしゃっていた。「自給自足とは、一人で生活していけるように食物を作っていくことではなく、周りの人たちと助け合って、喜びや悲しみを分かち合うことで、生活の豊かさのレベルを上げることだと僕は思う。」と。

今まで僕が見ていた角度とは異なるその考えを聞いて、僕の中の違和感が吸収されていくのを感じた。その話を聞くまで、僕は農家の方々は人付き合いに関しては閉鎖的だと勝手に決めつけていた。でもそうじゃなかった。人とのつながりが豊かさにつながり、それが幸せや充実感に変化していく。現場を体感することによって感じた疑問が、現場の声によって解決された瞬間だった。

農作業を通して日本の農業を知ります農作業を通して日本の農業を知ります

タイでの生活でも、ワンパックでの研修と同じように疑問を抱き、現場を体感することによって解決されていくというサイクルを何度も経験するだろう。そこで得られた答えをいかに消化し、僕の生活に落とし込むことができるか。そのことを常に意識しながら、タイでの生活を楽しみたいと思う。

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