アジア・中東・アフリカで活動する国際協力NGOです。
  • JVC facebook
  • JVC twitter
  • イベントメルマガ配信中
  • 文字サイズ:大きく
  • 文字サイズ:中くらいに
  • 文字サイズ:小さく
JVC English website

豚のいただき方

カオデーン農場 森本 薫子
2008年7月15日 更新

農園では、時々豚をさばいていただきます。インターンたちが来てすぐの頃にも1匹さばきました。体重80キロほどの雄豚です。毎日エサをあげている豚の息の根を止めるための最初の一撃(頭をハンマーで叩く)はいつも切ないものですが、それだけ感謝していただくことができます。まず、丸ごと皮膚を軽く焼いて、スプーンなどで産毛をむしります。そして数人で解体作業。内臓を出し、皮を剥いで、切り身に分けます。これだけで1時間はかかりました。尊い命をいただくだけに、全て残さずいただきます。

1.BBQ
豚肉も血とあえて生で食べたりします。最初からレバーや腸など、内臓も一緒にBBQにします。もちろん炭火です。その上重労働の後とあっては、世の中にこれ以上のものはあるのかと思うほどのおいしさです。自分が育てた豚に対する愛情と感謝。肉体労働の後の空腹間。グルメと名乗る人たちが世界中のおしいものを探して食べるのとは、おいしさの感動が違います。最高のBBQ。一度目の感謝と幸せ。

2.蒸し頭

さて、頭(顔)はどうするのかと言えば・・ 丸ごと蒸していただきます。塩をぬり、レモングラスとパクチー(香菜)を入れて、炭火で長時間蒸します。油たっぷり(コラーゲンたっぷり?)の蒸し豚は、BBQとはまた違ったおいしさ。タイ風の辛いタレといっしょに食べると、二度目の感謝と幸せ。

3.豚骨スープ
次は骨です。朝から豚骨を炭火にかけること5時間。 塩、胡椒、にんにく、パクチーの根などを入れ、こってり豚骨スープのできあがり。肉は、骨からホロホロと崩れ落ち、スープの中に舞っています。お米でできた麺をいれて、タイ風豚骨ラーメンです(30時間煮込むと、大きな骨までボロボロっとくずれるほどに。さくさくした食感で骨まで食べつくせます)。まずは何もいれずに、日本風ラーメンの味を楽しみ、その後には一味唐辛子やお酢、ナンプラーを入れて、タイ風の味も楽しみました。三度目の感謝と幸せ。

4.油とり

そして、最後。皮の処理です。皮はもちろんお料理にも使えますが、大きな豚の場合はたくさんとれすぎるので、油(ラード)を取ります。小さく切って、火にかけると、だんだん油がでてきます。肉がカリカリになるころには油が溜まってきます。油を取り出し、カリカリ豚肉には塩をふって、スナックとしてもいただけます。四度目の感謝と幸せ。

スーパーでロースや細切れなどパックに入った一部分だけの肉を買う生活では、ついつい感謝の気持ちを忘れてしまいますが、
毎日エサをやり、育て、命をいただき、解体するところまで自分ですると、食べるときは感謝の気持ちでいっぱいになります。そして、全て無駄なくいただこうという気持ちになります。人間は自然に生かされていることを実感します。そして、どんなにおいしくても、頻繁に食べなくてもいいなぁという気持ちになります。(森本 薫子)


第11期インターン(2008年度) の記事一覧:こちらもぜひお読みください

更新日タイトル
2008年6月19日 更新贅沢な休日
2008年6月 5日 更新がんばれ、インターン生!
2008年6月 5日 更新タイでの研修を支えてくれる人たち
2008年6月 5日 更新タイの農村に生きる知恵と技
2008年6月 5日 更新イサーンのゴム植林ドリーム
2008年5月29日 更新バナナと鍬(クワ)
2008年5月29日 更新笑っていれば作業もつらくない!?
2008年5月29日 更新初日記です。
2008年5月29日 更新インターン 金森史明の自己紹介
2008年5月29日 更新インターン 宮田敬子の自己紹介

Facebook コメント

団体案内
JVCの取り組み
11ヵ国での活動
イベント/お知らせ
現地ブログ
あなたにできること
その他
特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター
〒110-8605 東京都台東区上野5-3-4 クリエイティブOne秋葉原ビル6F 【地図】
TEL:03-3834-2388 FAX:03-3835-0519 E-mail:info@ngo-jvc.net