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J-FUNユーススタディツアー同行記(6)

コリア事業・会員担当 寺西 澄子
2011年3月 1日 更新

長くて短い、充実のツアーを振り返る

ツアー最終日の日程は、FEDでの振り返りミーティングと、ユース・アウトリーチでの送別会です。

午前中は事務所にて、受け入れをコーディネートしてくださったFEDのポーポーさんと、ツアーを通して疑問に思ったこと、感じたことを共有しました。FEDの活動の悩みや運営の難しさや問題点についても率直な質問が飛び、さらにはFEDの目指すところは何だろう?という点にまで話が及びました。

ポーポーさんは「最終的には、パンガー県からFEDが撤退できること」としながら、「でも、まだタイ政府の移民への関心はたいへん低く、政策が整うには時間がかかる」「また、ビルマ人労働者のほとんどは、本国に戻って暮らしたいと思っているが、本国での生活は厳しく、タイで働かざるをえない状況はなかなか改善されない」「だから、少しでもタイに暮らすビルマの人びとの暮らしがより良くなるように、子どもたちがきちんと教育を受けて自立していけるように、FEDはまだやることがある」と話しました。

たくさんの外国人ボランティアも巻き込んでいる活動的なFED。スタッフの熱意や地域の人びとと歩んでいく親身な姿勢もさることながら、これからはより広くタイの人たちの理解を得て、協力関係を築いていくことが鍵になるのでは、と感じました。

あらためて一週間を振り返り、ツアーで感じたこと、考えたことをみんなで共有あらためて一週間を振り返り、ツアーで感じたこと、考えたことをみんなで共有

J-FUNユースのメンバーも一人ずつ、ツアー中に感じたことを述べました。あるメンバーは、ゴム農園で働く少年と話したエピソードを織り交ぜながら、夢や希望について考えさせられたことを話しました。エンジニアになりたいという夢を持ちながら、「でもユース・アウトリーチには戻らない。だって働かなくてはならないから」と話す少年。ラーニング・センターでは天真爛漫に過ごしているように見えたけれど、テンポラリー・シェルターでHIVの両親と暮らしている少年。さまざまな「重い現実」を抱える人々に、どう寄り添っていけるのか。ポーポーさんの「日本に帰ったら、家族や友達にタイに暮らしているビルマ人のことを伝えてくださいね」との言葉に、みんな深くうなずいていました。

ユース・アウトリーチでの送別会

今日で学期が終了するユース・アウトリーチでは、昼からおいしいビルマ料理が準備され、子どもたちが外に机を出してパーティをしていました。夜からは交流会が予定されているので、J-FUNユースも台所を借りて日本のカレーを準備。そうしているうちに、いつのまにかゲームの準備が整っていて、上級生の指示に従って男の子たちが整列。水のたっぷり入った風船を持って追いかけあい、相手にぶつけて大はしゃぎです。さらに、J-FUNユースや女の子たちも参加しての早食い競争、輪ゴムリレー、風船リレー・・・暑さも忘れて外で走り回りました。

バナナやオレンジ、お菓子を完食して、次の人にバトンタッチバナナやオレンジ、お菓子を完食して、次の人にバトンタッチ

日が暮れるころ、仕事を終えたFEDのボランティアやスタッフたちが集まり始めました。さっそくカレーを始めとするお料理が並べられ、ひとしきり食べたところで、プログラムがスタート。

ユース・アウトリーチの校長先生、生徒代表、そしてJ-FUNユースのリーダーからもごあいさつ。余興のトップバッターは、きれいに着飾ってメイクをした女の子たちによるビルマの伝統的な踊りです。

炎をゆらしながら、ビルマの伝統的な踊りを踊る女の子たち炎をゆらしながら、ビルマの伝統的な踊りを踊る女の子たち

そして、J-FUNユースのソーラン節。タイに到着してからも毎晩練習してきただけに、気合が違います!そろいの衣装で構えのポーズに入っただけでみんなの期待が一気に高まり、掛け声が入ると子どもたちも唱和してとても盛り上がりました。

気迫のこもったソーラン節は、みんなにも大受けでした気迫のこもったソーラン節は、みんなにも大受けでした

タイの踊りを一緒に踊ったあと、最後はソーラン節にアンコールがかかって、観客が我先にと狭い舞台にあがってしまい、ともに踊ったり掛け声をかけたりと、全員参加の文化交流に。「また絶対に来たい」「メール書いてね!」と名残を惜しみながらの解散となりました。

「こうやって楽しんだあとも、帰ったらゴム農園の仕事が待っているんだよね」「それなのに、英語も勉強してあんなに話せて、ユース・アウトリーチのことにも心をくだいていて、彼らは本当にすごい」「日本に帰ったら、みんなに報告したいことがいっぱい」と口々に話すJ-FUNユースのメンバー。同世代でありながら異なる環境に暮らす子どもたち、そして南タイに暮らすビルマ人労働者の人々に実際に出会うことで、机上の勉強から一歩進んで、彼らの暮らしや思いが見えてきたようです。日本で議論を重ねて練りあげた企画をやり遂げ、全身を使っての交流を楽しんだ充実のツアーでした。

(以上)


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