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カドグリ事務所オープン

JVCスーダン現地代表 今井 高樹
2011年2月16日 更新
JVCカドグリ事務所全景。JVCカドグリ事務所全景。

スタッフ採用の次は、いよいよ事務所のオープンです。

 

 

考えてみれば、去年3月に南部スーダンでの活動を終了してから10ヶ月、事務所なしの放浪生活を送ってきました。その間、自分のバッグにパソコンを詰めて持ち歩き、長距離移動する時にはプリンターも抱えてバスや飛行機に乗り、ハルツーム、カドグリ、ジュバ、ハルツーム、またまたカドグリ・・・と、JVCのプリンターは何千キロもの旅をしてきました。スーダンは日本の7倍の面積、とても広いのです。

カドグリにある協力団体ムバディルーンの事務所を訪ねるたびに、「JVCの事務所はいつできるの?」と尋ねられます。「それがね、まだなんだよ」と答えると、スタッフの誰かが「違うわよ。事務所はここにあるじゃない」と言って、パソコンが入った私のバッグを指差しました。それ以降、みんな私のバッグを見ると「事務所だ」と言って大笑いしています。

しかしそんな放浪生活についに終止符を打つ時が来ました。

カドグリの町を色々と探しまわった結果、市場からほど近い一角に、ちょうどよい物件を見つけました。ワンルームですが、スタッフは前回の記事で紹介したイサムと私の二人だけですから、一部屋で十分です。

オーナーと契約を済ませ、1月下旬に入居。まずは、家具、備品を揃えなくてはなりません。

市場に出かけて家具屋を回り、値段の交渉をしながら事務机、椅子、会議用のテーブル、等々を買っていきます。忘れていけないのは、発電機。公共電力は供給されていますが、まだまだ停電も頻繁に起きます。

ひととおり買いそろえたところで、事務所に運ばなくてはなりません。

「おい、クルマはないのかい?」と店のおじさんが聞いてきます。
「クルマ・・持っていません」
「あんたら、日本の団体だろう?どうしてジャパニーズ・カーを持っていないんだ?」
「日本の団体だから日本のクルマを持っているとは限らなくて・・」
「しようがないなあ。ロバで運ぶしかないね」

荷物を運んできたロバ。おとなしくて働き者のロバは、カドグリ市内の物流の主役。荷物を運んできたロバ。おとなしくて働き者のロバは、カドグリ市内の物流の主役。

カドグリでは、荷物や水を市内に運ぶのにロバが大活躍しています。イサムが探しに行き、やがて荷車を引いたロバがやってきました。しかし・・荷車に乗ってロバを操っているのは、なんと小学生くらいの子供です。
(うわあ、まずいなあ。これって、児童労働?)
と思いましたが、連れてきた以上、頼まない訳にもいきません。カドグリでは、多くの子供たちがロバを引いたり、靴磨きをしたり、廃品を集めたりして働いています。

私たちは買いそろえた発電機や机、椅子を荷車に積み込んで、さあ出発。カドグリのメインストリートを抜けて、事務所に向かいます。ロバを引くのに運転免許はないけれど、男の子は上手に操って、ロバを走らせています。

事務所内で電源取り付け作業をするスタッフのイサム。事務所内で電源取り付け作業をするスタッフのイサム。

事務所に着きました。男の子に運送料を支払い、荷物を下ろし、事務所に運び込みます。机や椅子を並べてみると、殺風景ながらも少しは事務所らしくなってきました。

英語とアラビア語表記の看板。立っているのは書いてくれた職人さん。英語とアラビア語表記の看板。立っているのは書いてくれた職人さん。

翌日、あらかじめ注文しておいた看板が出来あがってきました。白地に青でJVCのロゴと文字。看板書き職人さんの腕前もなかなかのものです。これを門の外に埋め込んで、やっと事務所らしくなりました。

さあこれから、活動開始です。

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