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お手伝いさん変移 その1

車両整備専門家 井谷 正吾
2007年11月 1日 更新

私たちは地元住民雇用促進のためお手伝いさんを自費で雇っている。

最初の人はポニーさん、去年の7月半ばから来てくれた。そう、例のご飯に砂糖を入れてご馳走してくれた彼女だ。彼女は背がとても高いのでスーダン美人だ。

仕事は井戸からの水汲み・部屋の掃除・洗濯・夕食作り。なかでも水汲みが一番重労働だろう。ハンドポンプでプラスティックのバケツにいっぱい水を入れ頭の上に乗せて運ぶ。女の人は小さいころからやっているのでフタをしていなくてもまったくこぼさずに運べる。ちょっと歳の人なら両手離しだ。

部屋の床はコンクリートのままで私たちは土足仕様。でもこちらの人は家の中は裸足になるので濡れ雑巾で床を拭く。独特のひざを折り曲げないで足を開いた立位体前屈スタイル。見ているこっちのほうの腰が痛くなりそう。

8月の末に給料を渡すと『2,3日ウガンダに行って来る。代わりにこの人が来てくれるから』と、ジーンさんを連れてきた。

1週間たっても戻ってこない。
「ポニーさんはいつ帰ってくる?」
『2,3週間後。』

一ヶ月経って
「いつ帰ってくる?」
『もう帰ってこない。』

こうしてすりかわったのだった。

ジーンさんが今迄で一番長かったが、どうもこのところ暑くなったせいか汗をかくと背中がかゆい。おかしいと思い洗濯直後の服を触るとヌルヌルする。試しにすすいでみるといつまでも泡が出る。げーっ、この人すすぎをしていないぞ。何度か言ったが余計に水を汲むのがいやなのか一向に改善しない。

そういえばこのころから敷地内の井戸が使えなくなり、外の井戸に行かなくてはならなかった。あわせてこの時期水道が出ていた。水道とは言ってもナイル川の泥水を送っているだけ。これをバケツに溜められたらたまらない。料理も糊になりそうなご飯を炊いたかと思えば、全体が黄色く変色するまで焦がしたりしてくれる。しかもその焦げ付いたなべを砂を使って落とすのは勘弁してほしい。いくら洗うからといってもヤギのフンだか牛のフンだかが砂に混ざっているに決まっている。やはり子供を連れて来て面倒を見ながら家事をするのは無理のようだ。2月末の1週間ナイロビ出張を機会にお引取り願うことにした。

長くなりそうなのでその2へ続く。


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