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パレスチナでの活動

「壁」により分断された地域での学校健診・保健教育(東エルサレム)

2014年12月22日 更新
学校健診(しらみの健診をする保健指導員)学校健診(しらみの健診をする保健指導員)

エルサレム周辺では、イスラエルが建設している入り組んだ「壁」や巨大な入植地により、パレスチナの人々の日常の移動が著しく制限されています。パレスチナの土地に食い込む「壁」のルートについて、国際司法裁判所が違法であるとの勧告的意見を2004年に出したにもかかわらず、現在も建設が続いています。住民の保健サービスや教育へのアクセスは阻害され、地域社会そのものが麻痺状態に陥っています。JVCは2006年からパレスチナの医療NGOと共同で、東エルサレム地区の学校や幼稚園を巡回し、子どもたちの健康診断や健康教育、先生や保護者への保健指導などを行っています。

地域紹介

map.gif事業対象地域図
休戦ラインからパレスチナ側に大きく食い込んでいる「壁」休戦ラインからパレスチナ側に大きく食い込んでいる「壁」
エルサレムを分断する「壁」エルサレムを分断する「壁」

活動概要

目的東エルサレム地区の住民は、保健医療・教育サービスにアクセスすることが困難な状況を強いられている。政治的問題もあり、行政のみでは対応が困難であるため、NGOによる支援が住民から期待されている。本活動では、特に若い世代が希望を持ち続け、自分の健康を保持・増進していける力を見出し、健康に対する意識を高めることを目指す。
期間2006年5月~(現在も継続中)
活動分野保健指導(保健教育、救急法講習、健康診断、トレーナーのトレーニング)
活動地域

ヨルダン川西岸地区の一部であるエルサレム行政区(イスラエルが併合を宣言した地域を含む)
・分離壁のエルサレム側:アッスワーナ、ダーヒヤ・アル・バリード、シュアファート、シェイフ・ジャラーフ、エルサレム旧市街、アットゥール、ベイト・ハニーナー、アッスーリー、ジャバル・ムカッビル、スール・バーヒル
・分離壁のヨルダン川西岸側:アブー・ディース、アル・アイザリーヤ、ヒズマー、アナーター、アッザイエム、アッラーム、シュアファート難民キャンプ)
・エルサレム行政区内の隔離された地域:アナーター以東のベドウィン居住地など

活動対象幼稚園児、小学~高校生、地域の母親、教師、地域社会団体の青少年 約2万3千人
活動詳細2012年9月からは外務省の日本NGO連携無償資金協力を得て事業を展開しております。 外務省の該当ページ
活動の実施計画はこちら(PDF/284KB)

活動の詳細

学校を巡回し健康診断を行っていく医師。学校を巡回し健康診断を行っていく医師。

JVCは、パレスチナの医療NGOと共同で、「壁」で分断された東エルサレムの両側にまたがる18地域の学校と幼稚園を対象に、健康診断、保健教育、救急法トレーニングを巡回で実施しています。約2万3千人の生徒と園児、教師と母親などが対象です。JVCは、病気を早期発見するための活動を行うとともに、東エルサレムのパレスチナ人ひとりひとりが、保健衛生の知識を得て、自らの健康に関心を持ち、健康増進の必要性を理解し、どんな政治状況でも健康的な生活を送ることができるようになることを目指し、支援を行っています。

保健教育
学校が開校している9月から3月は、学校生徒や幼稚園児、保護者を対象に、健康教育を実施しています。内容は、衛生、栄養、地域に多い疾病、伝染病、HIV/AIDS、環境、薬害、喫煙の害、早婚など。年齢に応じて内容の詳細を決定します。
救急法講習
学校および地域団体との連携により、コースを設け、生徒・教師・保護者に対して、救急法教室を実施しています。
学校健診
学校が開校している9月から3月まで、幼稚園・学校で健康診断(内容は身長・体重測定、視力測定、内科健診など)を実施しています。
特別コース
生徒から生徒に教えていけるような仕組みができるように、トレーナーとなる生徒、教師に対しての研修・訓練を行っています。トレーニングを受けるのは、学校の教師と生徒、幼稚園の教師です。また、トレーナーが学校や幼稚園を通して、他の生徒や子ども、母親たちに研修を行っていくためのフォローアップも行っています。
サマーキャンプ
7、8月は、学校・幼稚園は休みに入ります。休みを利用して、保健教育を中心としたサマーキャンプを、地域のNGOや子ども・青少年センターとの連携で実施しています。内容は、救急法講習、健康教育、リクリエーション、健康・薬害などをテーマにした劇や歌の作成など、保健・衛生に関する多様なトピックが選ばれます。
地域社会団体との連携
地地域の医療・保健を専門とするNGOや団体と連携しながらワークショップ形式での保健教育、救急法の実施訓練などを実施しています。
巡回診療
東エルサレム周辺で、社会サービスもなく劣悪な生活環境にあるベドウィン(遊牧民族)集落や、違法な入植地と分離壁によって孤立させられた村で、健康診断、血液検査、健康教育、医薬品の処方等を行っています。

最近の活動

2012年度からは、2011年度の活動をさらに発展させ、生徒から生徒へ、教師から生徒へと、健康教育や救急法の知識・技術が適切に伝えられていくように、生徒や教師のトレーニングに力を入れています。

また、地域社会施設でも住民を対象とした健康教育や救急法講習を実施し、地元住民が自らの手で健康を守り、緊急事態に対応できるようになるための仕組みづくりを進めています。2012年度の活動計画は、こちらのPDFファイルをご覧ください。また、2012年度の活動の詳細な記録は、こちらのPDFファイルをご覧ください。

現地での活動の様子は、以下の現地ブログでも紹介しています。

更新日 記事タイトル
2015年3月19日 占領下で生きるということ ―古タイヤで学校を作った人々
2014年11月10日 イスラエルは人権を尊重しますが、私たちをそもそも人間とは見なしていません。
2014年8月26日 パレスチナ:占領という不正義
2013年11月26日 壁を越えて、私たちにできること
2013年10月29日 救急法を学んで変わったこと
2013年7月29日 西岸地区でサマーキャンプを開催しました
2013年7月 8日 東エルサレムの学校でのトレーナーのトレーニング
2013年2月 5日 救急救命法講習
2013年1月24日 エルサレムの難民キャンプでの救急救命講習
2012年11月26日 パレスチナのネット新聞「シャーシャ・ニュース」、メディカル・デーを報道。

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