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ユネスコがパレスチナを加盟国に

パレスチナ事業担当 津高 政志
2011年11月 1日 更新

昨日、ユネスコが加盟国会議において、賛成107、反対14、棄権52の賛成多数(日本は棄権)で、パレスチナを正式な加盟国として迎え入れました。国連機関の中で初めて、国家としてパレスチナを承認したことになります。これにより、パレスチナにある数々の史跡を「世界遺産」として登録することも可能になります。

現在、国連の安全保障理事会では、パレスチナ自治政府から提出された国連加盟国申請の是非を問うか否かの審議に入っています。しかし、この申請が決議となって投票を行うところまで漕ぎつけたとしても、アメリカが拒否権を発動することは確実なので、正式な加盟国にはなり得ません。国家としての地位が認められるとしたら、それは国連総会において、オブザーバー組織からオブザーバー国家への格上げという形で起こる予定です。しかしこれらとは手続きをまったく異にして、ユネスコは独自にパレスチナを国家として認めたことになります。

占領下にありながら、ユネスコ加盟国としての地位を認められた国がこれまでにもありました。

それは日本です。

日本のユネスコ加盟は1951年。日本の主権を認めるサンフランシスコ講和条約の発効が1952年であるため、日本も被占領国のうちにユネスコ加盟を果たしています。1951年に障子の紙に書かれたユネスコ初代事務局長への加盟を求める陳情書が、結果的に占領からの解放に先んじて国民の文化的活力を生み出したということです。そしてこのユネスコ加盟が、5年後の1956年国連への加盟にもつながりました。パレスチナではユネスコ加盟がどのような影響を及ぼすのでしょう。

現在、世界遺産「エルサレム旧市街」はヨルダン・ハシミテ王国による代理登録ということになっています。そんな世界遺産は他に類を見ません。また、世界遺産の中でいちばん長く危機遺産登録されているものとしても特異な存在です。先月出張でエルサレムを訪れました。多くの宗教・宗派が入り乱れ、未だに多くの問題を抱える旧市街は、これからパレスチナ国のものとして登録される日も近いのかもしれません。

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