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【ガザ空爆】現地の声・人間の大地4

2009年1月14日 更新

JVCがガザで一緒に栄養失調児の支援を行うAEI(=Ard El Insan、人間の大地)代表のイテダルと話をしました。「今病院から戻ってきたところなのよ。義理の弟(妹のご主人)が重傷を負って、両足の一部を切断する手術を受けたわ。彼は負傷してから数時間、血を流して救助を待っていたのよ。でも何とか命は助かったの」と、辛いニュースから彼女は話し始めました。
「AEIのガザのセンターは今日、攻撃が始まって初めて開けることができたの。朝の3時間だけ、倉庫に残っていた食料の配給と、医師による子どもたちの治療をしたわ。いつものように栄養食の調理や提供ができる状態ではない。それでも、必要としている子どもたちがたくさんいるのよ」

ガザの栄養センターは12月27日に攻撃が始まって以来、閉めざるを得ない状況が続いていましたが、攻撃が続く中も今日から再開しました。それでも、栄養失調の子どもたちのケアまでは行うことができません。また、ハンユニスのセンターは閉まったままです。
センターまでの道のりで攻撃に巻き込まれないか不安ではありますが、それでも子どもたちの治療のためにやってくる母親たち、子どもたち、そしてスタッフが安全であることを祈らずにはいられません。「皆、大丈夫?」と聞くと、更に悲しいニュースが入ってきました。
「ベイト・ハヌーンに住むソーシャル・ワーカーの女性のご主人は亡くなった。それから、ブレイジ・キャンプに住むプロジェクト・オフィサーの女性の義理の弟も亡くなったわ」
スタッフは全員無事とはいえ、犠牲者が増え、またガザ市内でも攻撃が激しくなり、スタッフの近親の家族メンバーが犠牲になったというニュースが入ってくるようになりました。電話口の彼女の声も、涙声になってきます。それでも彼女は最後に、「早くセンターが通常の活動を再開できるようにしたい」と言います。

AEIには、栄養失調児の子どもたちだけでなく、グルテン(蛋白質の一種)を含まない小麦粉や、ラクトースやガラクトースを含まない治療用ミルクなどを必要とする、生まれつきの特別な病気の子どもたちも通っていました。
「グルテンを含まない小麦粉は、カナダの団体が今ラマッラー(ヨルダン川西岸地区)で入手して送る準備をしているわ。それから、小さな子どもたちやお母さんたちに必要な衛生用品、毛布なども送られてくる予定なの。でも、いつ届くかわからない状態よ。早く届いて配布ができればいいのだけれども」

JVCは、アミノ酸を分解できない子どもたち、ガラクトース血症の子どもたち、チロシン血症の子どもたち等に必要な治療用ミルクを送る準備をしています。これらの病気の子どもたちは、特別なミルクがないと生きていくことができません。しかし、現在のガザではこれらのミルクの入手は不可能なのです。現在は治療用ミルクの手配、その輸送の手配を行っていますが、ガザのこの状態がどれくらい続くかわからない今、いつミルクが子どもたちのもとに届くかも心配です。

イテダルとの電話を切った後、AEI担当の医師と話をしました。「今は助っ人としてシファ病院で働いている。この一時間で20〜30人の負傷者が運ばれてきていて、多くの子どもたちも含まれているんだ」といいます。これ以上、人々の、そして幼い子どもたちの命が失われないよう祈ると同時に、特別な支援が必要としている子どもたちも支えていけるよう、エルサレムからもサポートを続けていきます。

イスラエルによる攻撃が始まる前。AEIのセンターには、栄養失調の子どもたちとその母親たちが多く訪れ、治療用の食事を取っていた。今はセンターに通うこともできない。イスラエルによる攻撃が始まる前。AEIのセンターには、栄養失調の子どもたちとその母親たちが多く訪れ、治療用の食事を取っていた。今はセンターに通うこともできない。

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