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巡回診療:エルサレム旧市街

2008年10月14日 更新

東エルサレム周辺では、検問所を越えて通学する小学生の子どもたちを見かけることが少なくありません。子どもだけで、小さな体で大きなバッグを背負い、イスラエル兵の横を通って行く姿は、見ている私まで緊張してしまいます。

この日は、医療救援協会(MRS)の医師と保健指導員と、エルサレム市旧市街の中にある学校に健康診断に行ってきました。この学校には、幼稚園からタウジヒ年といわれる高校3年生(タウジヒは高校卒業試験)までの女の子、約200人が通っています。

先生が、机の中から20個ほどの携帯電話を出して見せてくれました。「検問所を通って通学する子どもたちは、携帯電話を持っているの。何かがあった時、すぐに家族や学校と連絡を取れるようにするためよ。毎日往復で2〜3時間かかる子どもたちもいるの。親はとても心配しているわ」と先生は言います。教会系のこの学校には、多くのクリスチャンの子どもたちが西岸から通っています。そのうち、遠く通学が難しい地域から来る子どもたち20人は、親と離れてエルサレムの修道院で生活していますが、通うことができる近さの地域から来る子どもたちは、毎日バスに乗り、検問所を越えて通学しているのです。

しらみの検査をする保健指導員さん。しらみの検査をする保健指導員さん。

健康診断は幼稚園児と小学1年生の子どもたちを対象に行われ、この日は27人の子どもたちを診察して、耳の感染、喉の感染がそれぞれ1人ずつ見つかりました。医師のラムジー先生に、「この学校の子どもたちは清潔にしている。先生たちがしっかりしているから」と褒められ、先生は嬉しそうです。「特に西岸から通う子どもたちの家庭は貧しい家庭が多いの。学費を払えない子どもたちもたくさんいるし、検問所を越えて通わなければならない子もたくさんいる。それでも通わせたいという親たちの、この学校の教育に対する信頼、期待に応えたい。この学校の子どもたちは皆、タウジヒも成功しているのよ」と先生は誇らしげに言いました。

耳に感染がないかを診察する医師。この日は1人に感染症が見つかった耳に感染がないかを診察する医師。この日は1人に感染症が見つかった

分離壁、検問所により通学が困難な中も、子どもたちが健康に伸びやかに成長していることは、子どもたちの明るくお行儀のいい様子を見ていてもわかりました。これからも、健康に楽しく勉強を続けていってほしいと思います。

診察を待つ子どもたち診察を待つ子どもたち

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