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巡廻診療:ベイト・ウル・アル・ファウカ

パレスチナ現地代表 小林 和香子
2006年9月21日 更新

今回の巡廻診療はラマッラーとエルサレムの境界近くに位置するベイト・ウル・アル・ファウカ村です。この村の南側はフェンスに囲まれたイスラエル専用道路と壁に阻まれて、エルサレムに抜けることは出来ません。ラマッラー市にもイスラエル専用道路に遮られて辿りつくのは容易ではありません。ベイト・ウル・アル・ファウカは人口千人にも満たない小さな村で無医村です。

緑に囲まれたのどかな村の向こうにイスラエル軍の監視等とフェンスに囲われたイスラエル専用道路緑に囲まれたのどかな村の向こうにイスラエル軍の監視等とフェンスに囲われたイスラエル専用道路
ソファで順番を待つ親子ソファで順番を待つ親子

今回診療所に場所を提供してくれたのは、地元の民家です。ほぼ建て増し工事が終了した2階部分を借りました。床や壁はきれいになっているものの、電気や水道はまだ来ていません。でも、待合室用にソファや診察用にテーブルなどが置かれていました。

子供を診るジャミール先生子供を診るジャミール先生

無医村のこの村では、巡廻診療を待っている人が次々訪れてきました。老人・女性・子供がやってきました。今日の患者さんの中にはジャミール先生を知っている人が何人かいます。実はジャミール先生は、隣の村ベイト・ウル・アル・タフタ出身で村で唯一のお医者さんなのです。「ファウカ」は上、「タフタ」は下という意味です。山の上にあるファウカは人口も千人に満たないのですが、山の下のタフタのほうは3千人ほどいるそうです。

このタフタ出身のジャミール先生は、毎日、巡廻診療が終わって村に戻ると、2時間だけ自宅で診療しているそうです。1人クリニックで機材も薬もすべてが足りないそうですが、それでも、タフタの人には村にお医者さんがいるというだけで、精神的な支えになっているようです。ところで指名がないもう一人のドクター・ナディールは、ちょっと寂しそうでした。

この日は、スタッフの数人の家が村に近いことや、ラマダン直前ということもあって、みんなお昼を持ち寄って来ました。診療が終了した1時過ぎに、ベランダでそれぞれ持ってきたものを広げます。チキンを焼いたものや、葡萄の葉にご飯を包んだものや、野菜を炒めたものなど、いろいろ。みんな気合が入っています。とても豪華なお昼になりました。(食べるのに夢中で写真を撮らなかったのが悔やまれます)ラマッラーの事務所への帰り道は、スタッフを一人一人家の近くで落として行きました。事務所往復のタクシー代と時間節約のためのこれがパレスチナ流通勤です。


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