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経済危機下でのサマー・プログラム

パレスチナ現地調整員 藤屋 リカ
2006年8月18日 更新

今年のハンダラセンターでのサマー・プログラムの開始に当たっての問題の一つは、パレスチナの経済危機の問題でした。

1月の評議員選挙で民主的に選出されたハマスによる政権発足に伴い、イスラエルは代理徴収している関税等のパレスチナ自治政府への送金を凍結、米国とヨーロッパ連合は自治政府への直接支援停止しました。3月以降、4人に1人の生活を支えるとされる自治政府職員の給料はほぼ未払いです。67�lの人々は1日約2�jという貧困ライン以下での生活を強いられ、失業率は約4割にも及びます。

昨年のサマー・プログラムでは、地元の団体と協力して食料を集め(現地便り129参照)将来に向けて持続可能な活動を検討(現地便り130参照)しましたが、今年はこの状況の中でも、活動を継続することで、必死でした。

プログラムでは、子どもたちのための昼食を用意しましたが、1日おきに、栄養満点の鶏肉やご飯を使った家庭料理の昼食を出しました。父親に定職がない、給与が支払われていない場合、牛や羊の肉に比べれば安価な鶏肉さえ、食べることが困難な状況です。子どもたちは大喜びでした、また、料理を担当した難民キャンプのっ女性たちには、工賃を支払い、それが一家の収入につながりました。

子どもたちが毎年、心待ちにしているプールですが、今年は2回でした。
1回は、サマー・プログラムに参加している子どもたち対象、もう1回は子どもの家族も含めて、参加を希望したい人には、オープンにしました。「プールに行く」余裕のない家庭や子どもの人数が多くて費用がかかりなかなか連れて行ってもらえない年少の子ども、障害を持った子どもも、参加しました。

今年のサマー・プログラムの責任者をしている、センターの理事のカマルは、パレスチナ電話公社の支部局長で、彼自身3月以降お給料が出ていません。そのなかでの、ボランティアでのサマー・プログラムの運営でした。

難民キャンプで、生まれ育ってきた彼は、「狭いキャンプの中での長い夏休みは子どもにとっても親にとっても楽しいばかりではありません。私たち自身にとって、思いっきり体を動かして楽しめる、安心して参加できるプログラムがあることは、夢でした。制限はありますが、子どもたちのためにできることを続けていきます」と言っていました。


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