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続く破壊

パレスチナ現地調整員 藤屋 リカ
2006年7月27日 更新

26日、武装組織の掃討作戦とされるイスラエル軍の攻撃で、パレスチナ人22人が死亡しました。これは、6月28日に軍事侵攻が始まってから、最も多い死者数と国連人道支援室(UNOCHA)は報告しています。
イスラエル軍の攻撃によるパレスチナ人の死者数は150人に達し、その内の31人は18歳未満の子どもです。負傷者数は541人が負傷しています。イスラエル軍兵士一人が死亡、7人が負傷。パレスチナ武装組織によるか手製ミサイルは1日平均8-9回発射され、7人のイスラエル人が負傷しています。
一人のイスラエル兵の救出を目的に始められたイスラエルの軍事作戦「夏の雨」は、1ヶ月にも及び多くの犠牲者が出ています。

27日に、ガザでの仕事になりました。ガザに行ってショックな出来事を知りました。
子どもの栄養改善事業のフィールド・ワーカーのハナンは、7月19、20日に軍事侵攻を受け、17人が死亡、100人以上が負傷し、建物も多く破壊されたマガシ難民キャンプの東の村に住んでいます。その約1週間前に中部の橋が破壊されたのですが、そこは彼女の家から200メートルしか離れておらず、家全体が揺れたといいます。彼女が仕事に出ることはできないことが断続的に続いていました。彼女は1歳にもならない娘のことをとても心配しています。
3日前、家の一部と鶏小屋、畑12エーカーが破壊されました。ロバも殺されました。家族が住んでいる部屋にも銃弾が撃ち込まれました。つつましく農業を営んできた家族です。生活の糧を生み出していたものの多くが破壊されました。誰にも賠償など求められないのでしょう。今まで破壊されてきたあまりにも多くのものと同様に。
電話で彼女は「今は大丈夫」と気丈に答えます。電話の向こうからは幼い娘の泣き声が聞こえます。すぐにでも彼女の所に行きたかったのですが、情勢が不安定なので様子を見ることにしました。「気にかけてくれて、ありがとう」という彼女のことばに、ガザの状況が注目さえされずにどんどん悪くなっていることを、改めて感じさせられました。(7月27日)


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