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ホーリー・チャイルド・プログラム(2)

パレスチナ現地調整員 藤屋 リカ
2006年1月12日 更新

ベツレヘムの隣町ベッサフールにある、心的外傷(トラウマ)を持つ子どもたちの治療と教育を専門にしている学校、ホーリー・チャイルド・プログラム(HCP)は、パレスチナ教育省にも登録されていています。HCPは子どもたちが地域の学校に戻れるための通過施設の役割を持ちます。HCPは基本的には1年単位で子どもを受け入れ、子どもの症状によりますが2−3年でHCPを終了することが多いです。

クリスマスにHCPに飾られたオリーブ細工の馬小屋。オリーブ細工はベツレヘムの伝統工芸。クリスマスにHCPに飾られたオリーブ細工の馬小屋。オリーブ細工はベツレヘムの伝統工芸。

校長先生のシスター・ローズはアメリカ人で、パレスチナで20年以上働いている心理学の専門家です。「トラウマの治療はトラウマの原因を取り除くことなのに、子どもたちは紛争が続く占領下のパレスチナに暮らすことそのものがトラウマになっている」と、子どもたちの置かれた困難な状況を指摘されます。

ぶどうの収穫ぶどうの収穫

子どもたちが少しでも自分たちの住む場所が好きになり誇りが持てるように、HCPではパレスチナの自然・文化・伝統等をふんだんに取り入れています。

ぶどうを洗ってジュースにぶどうを洗ってジュースに

秋にはパレスチナを代表する食物、ぶどうやオリーブの収穫もありました。
校庭のぶどうを収穫、ぶどうをつぶしてジュースを絞り、香辛料や木の実、コーンスターチを加えて、パレスチナの伝統的なお菓子を作ってみんなで食べました。

オリーブの漬物作りオリーブの漬物作り

校庭のオリーブの実も収穫、摘み取ったオリーブを軽くつぶして漬物を作りました。

子どもたちがパーティーのとき等に着用する制服のベストは、パレスチナの伝統模様の入ったものです。このベストは、JVCが支援しているハンダラ文化センターの女性グループ(関連記事No.138No.139へ)が製作したものです。地元でがんばっている女性グループを支援したいということでの発注でした。

ベストを着た子どもたち(クリスマス・パーティーにて)ベストを着た子どもたち(クリスマス・パーティーにて)

制服に用いられている伝統刺繍制服に用いられている伝統刺繍

「ベツレヘムの星」という伝統パターン(ワインカラーの刺繍部分)が中心で、色は伝統的に用いられる赤と緑です。色選びにおいても、赤は真っ赤ではなくぶどうのイメージのワインカラー、緑はオリーブの緑と呼ばれるくすんだ緑色で、HCPでの活動にも直結したものです。それに子どもたちが普段から着ている灰色のシャツと合うように、灰色で縁取りが入っています。
ハンダラ文化センターの女性グループのメンバーが、刺繍部分の色あわせ・試作を重ね、HCPのスタッフと相談して完成しました。
子どもたちのために、様々な工夫がされています。


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