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サマーキャンプ −将来に向けて−

パレスチナ現地調整員 藤屋 リカ
2005年8月 4日 更新
グループごとのオリエンテーショングループごとのオリエンテーション

ハンダラセンターのサマーキャンプの開催に当たって、センターの代表や理事は、子どもセンターとしての登録先であるパレスチナ自治政府の教育省やスポーツ省に野外キャンプをすることを届け、参加者の保護者からは承諾書をもらいました。誰もが安心して参加できるキャンプにするために奔走しました。

パーティーの準備をする子どもたちパーティーの準備をする子どもたち

父親に定職が無い家庭が多く、経済的に非常に厳しいのですが、払える家庭の子どもたちからは、小額の参加費を集めました。1週間のキャンプの費用として1人10シェケル(約250円)、プールは5シェケル(約125円)で、これは「自分たちの活動」という意味での象徴的なものでした。

JVCは、長崎の「子どもの平和と生存のための童話館基金」からご支援を賜り、このサマーキャンプ実費予算の80%をカバーし、私も記録係及びけがや急病の応急処置のための看護師として参加、子どもたちと一緒に遊んでいました(「みんなで作り上げた活動」の記事へ)

一人当たりに換算すると実費部分については約100シェケル(約2500円)を補助したことになります。日本からの支援について資金援助もですが、3年間継続して参加しながらこの活動を支援したことをとても喜んでくださいました。毎年経験を積みながら新しい活動へ発展、今年は念願の野外キャンプができたことを、共に喜べたのは、お互いにとって実りであり学びでもありました(「待望の野外キャンプ」の記事へ)。厳しい状況の中、希望を失わず、次の世代のためにがんばっている人たちを支え・励まし、彼らと共に学んでいくことの大切さを感じています。

キャンプ場の設営キャンプ場の設営
飲料水の補充飲料水の補充

資金援助が無くても難民キャンプの人たちで野外サマーキャンプができるのが、理想かもしれません。しかし、長引く紛争・先の見えない占領下のパレスチナにおいて、特に経済は2000年のインティファーダ再燃前の半分以下に落ち込んでいて半数の人々は1日2ドル(約9シェケル)という相対的貧困ライン以下での生活を強いられている中、それは容易ではありません。

しかし、今できることを通して、将来、経済的にも自分たちで運営していくことを目指して、センターのメンバーは地道にがんばっています。今回も可能な範囲の参加費を集めました。また今回の自治政府機関への届出や調整が、将来、国ができ政府がしっかり機能し、地域教育活動に対する政府からの補助や協力についての制度を整えていくためのステップになることを願っています。
地域での連携で紹介したように、センターのメンバーは金額として現れない部分で様々な協力を得るために努力し、アイディアを出し合い限られた費用で工夫しながらキャンプを運営しました。

センターの代表のアッザさんは、「来年は、是非日本の子どもたちもこのキャンプに参加して欲しい」と言っています。「まずは、誰もが安心してパレスチナに来られる状況になることが大切、それは子どもたちが安心して過ごせることでもあるのだから」と一緒に話しました。

サマーキャンプの最終日の夜、子どもたちが無事に家に帰った後、青少年リーダーは徹夜で踊り、語り明かしたそうです。翌日、彼らはキャンプ場の最終的な片付けをした後、キャンプ場を提供してくださったYMCAへのお礼の意味も込めて、みんなで木を植えました。来年の夏は少し大きくなった木の周りに、また子どもたちが元気に集まれることを願っています。

子どもたちが帰った翌日の青少年リーダーたち(疲れてはいたが、充実した表情だった)子どもたちが帰った翌日の青少年リーダーたち(疲れてはいたが、充実した表情だった)

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