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ベイトジブリン難民キャンプ・ハンダラセンター サマープログラム開始

パレスチナ現地調整員 藤屋 リカ
2004年7月 1日 更新

パレスチナでは、9月に始まる学校が6月中旬から下旬にかけて終わり、それから長い夏休みに入ります。ベツレヘムのベイトジブリン(通称アッザ)難民キャンプは、人口2000人でその内の約半分は15歳以下です。キャンプに公園など子どもが外で遊べる場所はなく、ハンダラ文化センターが唯一の子どものためのセンターです。JVCは1999年からこのセンターを支援し続けてきています。今年もセンターでのサマープログラムが始まりました。

センターの代表のアッザさんは、「今年は1人でも多くのキャンプの子どもに参加してもらえるようにしたい」とセンターの若者たちと一緒に1ヶ月以上かけてプログラムを計画してきました。サマープログラムは、5歳から12歳が対象で、7人の20代のボランティアスタッフと約10人のユースボランティアが中心になって行い、4週間続く予定です。子どもたちは1週間ごとに登録します。スタッフとボランティアは毎週金曜日のミーティングで1週間の計画を立て、毎日の活動の後にもみんなでその日の振り返りをします。

初日の6月26日、なんと予想を上回る150人以上の子どもたちが登録しました。実質的な活動がはじまる27日は、センターでの歌や体操のレクリエーションの後、バス3台で、車で10分の所にある新しくできた公園に行きました。子どもたちは大はしゃぎで芝生の上を駆け回り、シーソーやブランコで遊んでいました。スタッフも初日から声をからしてがんばっていました。日本ではどこにでもあるような普通の小さな公園ですが、難民キャンプに住む子どもたちにとっては特別な場所なのです。子どもたちの喜びを知って、急遽スタッフとセンターの代表のアッザさんは翌日と翌々日の予定を変更、公園の管理者と交渉し公園の隣にあるホールを借りて予定していた絵画プログラムを行い、その後子どもたちが公園で遊べるように、調整しました。もちろん子どもたちは大喜びです。

ユースボランティアとしてがんばっているのは、センターができてJVCが支援を始めた1999年頃、12歳前後でセンターにいつも出入りしていた子どもたちです。今回、プログラムの初日から特に幼い子どもたちの面倒をしっかり見ていました。さすがに1日中子どもたちの相手をしていた後はみんなへとへとでしたが、とてもいい顔をしていました。

2000年にインティファーダが始まった当時、ベイトジブリン難民キャンプはイスラエル軍とパレスチナ人の衝突が起こる場所のすぐ隣で、いつも銃声が鳴り響いていました。センターは一時閉まってしまい、石投げに行ってしまった子どももいました。石投げに行き頭にゴム弾を受けけがをした子や、石投げの最前線にいた元気の良い子、キャンプ近くからベツレヘム検問所までのピースマーチについて来てイスラエル兵に食ってかかろうとしていた子など、本当に心配していた悪ガキたちが、今はユースボランティアとして頑張っています。あふれ返ったエネルギーや怒りを発散するところがなかったのも、石投げに行ってしまった一因だと思います。センターが再開してからは、彼らはセンターに戻ってきて、今ではしっかりとリーダーに育ってきています(この年齢の子どもらしく、こちらではやっている腰ではくタイプのGパンをはいて格好つけたり、タバコを吸って私に叱られたりしていますが)。センターでの活動があり、そこでやりがいがあることがあることの大切さを痛感させられました。

若者たちによる手作りの活動を見守って行きたいと思います。


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