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続く破壊

パレスチナ現地調整員 藤屋 リカ
2004年6月11日 更新

「人間の大地」ラファクリニックの代表のハナンさん一家は、ラファのブラジル地区の国境近くに住んでいました。5月中旬からのイスラエル軍による大規模な軍事攻撃以降、親戚の家に避難していましたが、5月の終わりに自宅に戻りました。

6月2日午前2時、イスラエル軍の戦車とブルドーザーがハナンさんの住む地区を包囲し、外出禁止令が出され、家屋破壊が始まりました。ハナンさんの家族は2階に住んでいるのですが、1階の兄家族のところに避難し、子ども9人と大人4人が1階の1部屋で過ごしました。外出禁止令は48時間以上続き、ハナンさんの近所の家は修復不可能な状態に破壊され、ハナンさんの家の塀も壊されました。

ハナンさんは、今まで生きてきた中で最悪の2日間だったと語りました。ハナンさんが最も恐れたのは、ハナンさんたち家族が家の中にいるときに家を破壊されるのではないかということでした。ハナンさんは、戦車やブルドーザーが近づいてくると窓から白い布を振り家の中に家族がいることをイスラエル兵に伝えたと言います。この間、泣きじゃくる子どもたちをなだめるのに必死だったとのことでした。

ハナンさんの夫の車は、完全に破壊されました。車はどこからも保障されません。ハナンさんは「私たちは車を持てるだけ良かったのかもしれません。しかし、子どもを4人育てながら夫婦で仕事を続けるには車はどうしても必要だったのです。私の仕事は必ずしも時間通りに終わりません。人々が必要としていれば働きます。それは私にとって苦痛なことではありません。夫が子どもを保育園に送り迎えし、夫婦で役割分担していましたが、これは車がなければ到底できないことでした」と語りました。

破壊されたハナンさんの車

5月25日、家を破壊された人々の状況を聞いて回るハナンさん(右:ジャケットを着ている女性)


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