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ラファ緊急支援報告2 牛乳と高栄養ビスケットが届きました

パレスチナ現地調整員 藤屋 リカ
2004年6月10日 更新

今回のラファでの緊急事態を受けて、JVCはANERA(American Near East Refugee Aid)とイスラミック・リリーフ(本部はイギリス)と共同で、栄養失調や貧血症等のため特に栄養を必要とする子どもたちに、牛乳(西岸のナブルスで生産されている長期保存可能なもので1箱250ml)と高栄養ビスケットを支援しました。

6月6日、「人間の大地」ラファクリニック(ガザ地区ラファからの報告7、12に紹介しています)に、牛乳4,564パックと、鉄分を多く含み栄養価の高いビスケット283kgが届きました。JVCはそのうち約4分の1を支援しました。

牛乳は、クリニックに連れて来られる1歳以上の子どもと授乳中の母親のうち、医師や看護師が子どもの栄養状態や家族の経済状況から牛乳を必要としていると判断したケースに配られます。ビスケットについては、重度及び中等度の栄養失調の子ども、貧血症の子ども、貧血症の授乳中の母親が対象です。このビスケットは1歳以上の子どもが食べられるもので赤ちゃんには直接は食べさせられないので、母親が対象になります。牛乳の配給は6月7日から、ビスケットは8日から始まりました。牛乳は1人当たり10パック、ビスケットは1kgです。

初日の7日、牛乳とビスケットの配給を担当した看護師のナジュワさんは大忙しでした。子どもの体重を測定し、母親の様々な相談に応じ、栄養についてのアドバイスなどの保健指導の後、一人ひとりに牛乳を渡していました。クリニックは人が入りきらないほど混雑していましたが、ナジュワさんの部屋には必ず一人ずつ入ってもらい、母親が安心して話ができるように配慮されていました。7日は、約40人に牛乳が配られました。

ラファクリニックの代表のハナンさんは、「クリニックに連れて来られる子どもたちは栄養価の高い食糧を必要としています。しかし、ただ与えるのではそのときだけのことに終わってしまいます。母親の話を聞いて不安を和らげること、一人ひとりに応じた栄養や病気の治療や予防の教育など、総合的に関わることが必要なのです」と語りました。

「人間の大地」ラファクリニックに届けられた支援物資(JVC支援分)
  実施日:6月7日から約2週間
  対象:「人間の大地」ラファクリニックに通う子ども、授乳中の母親
  内容:牛乳(250ml 1人当たり10パック=10日分) 約110人
     高栄養ビスケット(一人当たり1kg=10日分) 約70人分
配給された牛乳とビスケットはUS$520、約6万円に相当します。

母親からの相談に応じる看護師のナジュワさん

チョコレート味の牛乳を受け取った男の子。体の調子がすぐれない子どものことを心配する母親の表情は暗かった。


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