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ガザ地区ラファからの報告【10】:ブラジル地区の幼稚園周辺

パレスチナ現地調整員 藤屋 リカ
2004年6月 4日 更新
幼稚園の道を挟んだ向かい側幼稚園の道を挟んだ向かい側

JVCが子どもの栄養改善事業で支援しているアル・ウム・アル・ハヌーン(アラビア語で優しいお母さんという意味)幼稚園は、ラファのブラジル地区の北部に位置しています。約180人の子どもたちが通っていました。ブラジル地区は今回のイスラエル軍の侵攻で激しく破壊されましたが、幸い幼稚園は無事でした。しかし幼稚園の道を挟んだ向かいの家は完全に破壊され瓦礫の山と化していました。

幼稚園は5月末が1年の終わりで、9月の新学期を迎えるまで夏休みです。イスラエル軍の侵攻は14日から始まったので、それ以降幼稚園を開けることができないまま今年度は終わってしまいました。子どもたちが楽しみにしていた終了式もできませんでした。

園長先生のモナさんは、子どもたちの安否を確認したくても、この地域の多くの家族は家を失ったり、家はあっても幼い子どもを抱える家族は安全だと思われるUNRWAの学校や親戚の家などに避難したりしていて、子どもたちの様子を知ることさえできないと嘆きます。幼稚園に通っていたラワンちゃんが亡くなったことは、幼稚園の先生たちにとってとても辛いことだったのは言うまでもありません。

園長先生のモナさんの家は幼稚園の近くで、多くの家が破壊されているエジプト国境からは1km以上は離れていますが、イスラエル軍のブルドーザーで破壊されました。モナさんの家の近くには舗装された道路が通っていますが、道路に地雷が仕掛けておることを恐れたイスラエル軍は人々が生活している民家の庭を破壊して戦車や装甲車の通り道を確保したのではないかと、モナさんたちは言っていました。オリーブが植えてあった庭や家の塀は跡形もなく、家の1階部分は激しく壊されていました。モナさんと子どもたちが寝ているとき、その部屋の壁はブルドーザーによってえぐりとられたとのことです。子ども部屋にも銃弾が打ち込まれました。幸いにもけが人はありませんでした。子どもたちは未だに安心して眠ることさえできない、とモナさんは語りました。

子ども部屋に打ち込まれた銃弾の跡子ども部屋に打ち込まれた銃弾の跡

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