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ナガサキ・デイ イン ベツレヘム

パレスチナ現地代表 小林 和香子
2003年8月 9日 更新

8月6日にスタートした「No More War! 世界の子どものための平和祭」in ベツレヘムは、8月9日、ナガサキ・デイとして長崎の被爆者の方のメッセージと長崎童話館からのメッセージを展示し、パレスチナの子どもたちに紹介しました。

今日のイベントには、家族連れや観光客のほかに、ベイト・ジブリン難民キャンプの子どもたちも30名ほどかけつけてくれました。ベイト・ジブリン難民キャンプの子どもたちは長崎のことをよく知っています。
JVCは過去の「No More War!」イベントなどを通して、広島や長崎の原爆やサダコについて語ってきました。また、長崎童話館は図書館を含む文化センターの改築を支援してくれています。2年前の「No More War!」展では、長崎の原爆記念日にここベツレヘム・ピース・センターでオリジナルの創作ダンス「ナガサキ・ダンス」も披露しました。

平和のメッセージを乗せた鶴を折ってくれたメルナちゃん平和のメッセージを乗せた鶴を折ってくれたメルナちゃん

今年は準備期間が限られていたこともあり、特別な催しは出来ませんでしたが、絵画ワークショップと折り紙ワークショップを開きました。子どもたちは平和への願いを込めて思い思いの絵を描いてたり、折り鶴を折ってくれました。

「ヒロシマ・ナガサキの原爆はひどい、許せないことだ」
と子どもたちは言います。ナガサキを考えるとき、彼らは自分達が占領下で受けている様々な人権侵害や矛盾や不条理を連想するようです。紛争地パレスチナに生きる子どもたちは、日常的に生命の危険と隣り合わせに生きることを強いられてきました。彼らが望む平和は、一軒家に住み、家族が元気で、みんなで楽しく安心して生活すること。子どもが安全に学校に通え、お父さんが仕事に行けるようになること。そして、世界のみんなが平和になることです。

パレスチナの人々のために、パレスチナの人々と一緒に、原爆投下を経験した日本の一市民・NGOとして、何が出来るのか、するべきなのかを考えさせられる一日でした。

「No More War」の帆船を描いてくれたモアイヤド君「No More War」の帆船を描いてくれたモアイヤド君

長崎からのメッセージ

長崎の被爆者の方のメッセージ

「核兵器は、ふつうの兵器の大きいものではありません。
核兵器のすさまじさを知ってください。
核兵器と人類は共存できないことを知ってください。
私たちみんなの力で、世界から核兵器をなくしましょう」
浜崎 均(はまさき ひとし)

「『戦争になると、最初の犠牲者は”真実”である』
ハイラム・ジョンソン(アメリカの上議院議員の言葉)
戦争になるとどうなりますか?
学校は、人の殺し方を教える場所になります。『他人と違うことを言う権利』がなくなります。『ぜいたくは敵』と見なされ、音楽を聴くことや、パーマをかけたりができなくなります。暑い時にアイスクリームを食べたりという『普通』のことができなくなります。
そして、国の言う『ウソ』がとおってしまいます。
長崎に落ちた原爆では74000人余りの方がその年(昭和20年)のうちに亡くなりました。そのうち5800人が小学生、1900人が中学生でした。
『過去を忘れる者は過去をくり返す』と言います。忘れないためには『語り継ぐ』ことが大切です。私たち被爆者の願いは核兵器の廃絶です。みなさん、核兵器のおそろしさや、戦争の悲惨さをたくさんの人に伝えてください。」
山川 剛(やまかわ たけし)

長崎童話館からのメッセージ

「パレスチナの皆さんの苦しみと悲しみは、長崎の人々にも伝わっています。暴力を拒否し、平和への道を求め続けてください。そのための心と希望を本は与えてくれます。ハンダラ文化センターにたくさんの本が揃うよう、これからも協力を続けます。」

2003年8月9日(長崎の原爆投下の日に)
子どもの本の書店と出版社・童話館
代表:川端強 (かわばた つよし)


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