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ハンダラ パレスチナの良心

パレスチナ現地代表 小林 和香子
2003年6月 3日 更新

「ハンダラ」はぼろを纏った裸足の10歳の子供です。パレスチナの土地を追われ、レバノンの難民キャンプで生きることを強いられました。しかし彼は永遠に、10歳の子供の純粋な心を持ち続けています。彼は周りで起こる矛盾と不正義、そして非人道に満ちた出来事をその純粋な心でじっと見つめ続けてきました。そして世界に訴えてきました。

彼の両手は拒絶のジェスチャーとして背中で結ばれています。
シオニズムに対する拒絶、アラブ諸国に対する拒絶、米国の「解決」に対する拒絶。

この子供はパレスチナの人々の象徴です。強いられた困難な環境の中で、耐え抜いて生きているパレスチナの人々そのものです。彼らはあらゆる矛盾に対して抵抗し続けています。
ハンダラは、パレスチナの土地に戻るまで、自由と尊厳が取り戻されるまで、成長することはありません。振り返ることもありません。ハンダラはパレスチナの人々の良心そして正義の象徴として、今もこれからも生き続けていきます。

ハンダラの産みの親、ナジ・アル・アリ(Naji Al-Ali)はパレスチナのみならずアラブ世界で最も有名な風刺画家の1人です。彼は1987年に暗殺されるまで、クウェートの新聞紙上で、ハンダラを通してパレスチナの人々の置かれた状況を世界に訴え続けて来ました。

ナジ・アル・アリは1948年、10歳の時にナザレに近いアル・シャジャラの村を追われ、レバノンのアイン・アル・ヘワ難民キャンプに収容されました。ハンダラはその時のナジと同じ年齢です。
当時のパレスチナ難民のほとんどは農民で、彼らにとって土地を追われるということは生命を奪われることと同じであり、飢えとあらゆる抑圧のもとでの生活を強いられていました。
ナジは電気工学を学んだものの仕事がなく、芸術アカデミーに入り直すものの度々刑務所に入れらます。やがてクウェートの新聞社に勤めることになり、ここでハンダラのキャラクターは誕生しました。

読者への紹介の中でハンダラは
「私はアイン・アル・ヘワ難民キャンプから来たハンダラです。私は大儀に忠実であり続けます」
と誓いました。ハンダラはナジ自身であり、また、ナジが挫けそうになった時に支えてくれました。ナジは、自分が創造したハンダラは自分が亡くなった後も生き続けてくれると信じ、そして実際そうなっています。

参考資料(絵はhttp://hanthala.virtualave.net/より抜粋)
“I am from Ain Al-Hewa” by Naji al-Ali
“My signature, Hanthala:The Symbol of the Child” by Naji al-Ali
  http://hanthala.virtualave.net/


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