アジア・中東・アフリカで活動する国際協力NGOです。
  • JVC facebook
  • JVC twitter
  • イベントメルマガ配信中
  • 文字サイズ:大きく
  • 文字サイズ:中くらいに
  • 文字サイズ:小さく
JVC English website

ハンダラ文化センター オープニングセレモニー

パレスチナ現地代表 小林 和香子
2003年5月14日 更新

JVCがかねてから支援してきた、ベツレヘムのベイトジブリン(通称アッザ)難民キャンプの「ハンダラ文化センター」の改造工事が終了し、再オープンを記念した「ハンダラ文化センター 公式オープニングセレモニー」がありました。

今日の晴れの日のために、センターの外は世話役マナールの双子の弟で美術学校出身のムハンネドが中心となって作ったバナーやハンダラの絵、パレスチナの国旗などでにぎやかに飾りつけられ、センターの中にはセンターの歴史を語る写真がぎっしり飾られています。明日がナクバの記念日ということもあり、パレスチナの地図や黒旗も飾られてました。

たれ幕の前の子どもたちたれ幕の前の子どもたち

セレモニーの最初は、オープニングを象徴するテープカットです。パレスチナ暫定自治政府(PA)内務省の役人がセンターの改築をたたえる祝辞を述べた後、テープカットを行いました。テープカットといっても、狭い入り口なので1人だけでのカットです。それでも一応お盆の上にはさみを置くなど、形式にはこだわったものでした。
また、ゲストとしてPAやPLOの役人・キャンプの大人達など、普段センターで見ることのないVIPが40〜50人ほど集まり、この儀式を見守っていました。パレスチナのTVも取材に来ていました。ゲストをセンターの中に招き入れ、お菓子とソフトドリンクでおもてなしです。偉そうな大人の男達が甘いお菓子とソフトドリンクで歓談している光景は、アラブでは珍しくないことですが、やはり何か妙な感じです。この時間は大人の時間なので、子どもたちは外に用意された椅子に座ってしばし待ち状態。ほどなく、大人達は歓談を終え、退出。

やっと子どもの時間です。子どもたちはお菓子に飛びつき、壁に貼ってある写真から自分を探すのに熱中しています。お菓子に惹かれたのか、普段は見ることのないお母さん達も子どもと一緒に参加してます。マナールが昔のセンターの写真を指さして、
「昔のセンターはひどいでしょう。
新しいのは比較にならないほど素敵!」
と言いました。写真の中には、JVCのスタッフ(佐藤さん)やボランティアの写真もたくさん飾ってありました。長崎ダンスの写真もありました。センターのみんなにとっては、どれもたくさん思い出の詰まった懐かしい写真とのことでした。JVCのスタッフとボランティアのみなさんが彼らと一緒に行ったいろいろな活動を彼らはちゃんと覚えています。

お祝いの時には踊りがつきもの。パーティーの最後は、本来は子どもたちが踊るダプカダンスをお兄さん達が踊りだしました。でも青年が並んで踊っても、あまり美しいものではなかったです。面白かったのは、お兄さん達の騒ぎをよそに、女の子たちはさっさと図書館で読書を始めていたことです。このセンターは、マルチユースのスペースと図書館が別の部屋になっていて、静と動がうまく調和した空間になっています。

責任者のアッザさんや世話役のお姉さん、お兄さん達が、子どもたちのために一生懸命働いて、センターを盛り上げています。今回のセレモニーの準備もすべて彼らの手作りです。このセンターをもっと意味のあるものにしようと、今後も新しいプログラムを検討中のようです。彼らの前向きの姿勢には、いつもこちらが励まされます。この素晴らしいスタッフが運営するセンターの活動を、今後とも前向きに支援していきたいと強く感じました。

(※ JVCが支援を続けている、ベツレヘムのベイトジブリン難民キャンプ図書館は「ハンダラ文化センター」と呼ばれています。)


団体案内
JVCの取り組み
11ヵ国での活動
イベント/お知らせ
現地ブログ
あなたにできること
その他
特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター
〒110-8605 東京都台東区上野5-3-4 クリエイティブOne秋葉原ビル6F 【地図】
TEL:03-3834-2388 FAX:03-3835-0519 E-mail:info@ngo-jvc.net