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パレスチナ緊急レポート 第27弾

パレスチナ最新情報 井下 俊
2002年6月24日 更新

井下医師から現地報告

マタニティ・サポート・プロジェクトの調整のため現地している井下医師からの速報です。井下医師は20日に無事帰国されています。

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午前9時タイベイのガソリンスタンドで待ち合わせて、医師約6名、薬剤師約4名とともに、カルキリア近くのDair Ballutという村に向かう。Dair Ballutは、グリーンラインに接しており、西岸地区内のC地区に属する人口4000人弱の村。遠くにはベングリオン空港が望め牧歌的雰囲気が強く感じられた。PAあるいはPRCSによる医療提供はなされておらず、村にはただ一人開業医がいるようであるが、村内には住んでおらず、最近の情勢悪化により、開いているのは週に数日のみという状態のようである。

我々が村内の小学校に着いたとき、既に200人以上の住民が詰めかけていた。各教室が臨時の診察室にあてがわれ、午後0時から3時までの3時間で、私自身は高齢者の高血圧などの生活習慣病を中心に約30名を診察し、総計では約400名の患者を診察した。疾患としては、湿疹、高血圧、扁桃炎、気管支肺炎、胃潰瘍など、それ程重篤でない一般的疾患のみであった。

通訳の女性の話しでは、「この春以降、自由に遠くの町まで出かけることができず不自由している。現在友人が妊娠中であるが、何ら定期検診を受けておらず心配している。この村内には助産婦もいないため、チェックポイントでお産が始まった例も数例ある」とのことであった。

A地区あるいはB地区といったところでは、不完全な設備ながらもPAあるいはPRCSといったところが医療サービスを提供できているのだろうが、この村のようなC地区では、そういったパレスチナ側の組織による医療サービスは困難なようで、無論イスラエル政府が手厚く保護するということもないため、医療サービスは皆無に等しいと感じられる。


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