アジア・中東・アフリカで活動する国際協力NGOです。
  • JVC facebook
  • JVC twitter
  • イベントメルマガ配信中
  • 文字サイズ:大きく
  • 文字サイズ:中くらいに
  • 文字サイズ:小さく
JVC English website

パレスチナ緊急レポート 第24弾

パレスチナ 佐藤 真紀
2002年5月21日 更新

シンジル村へ医薬品を運ぶ

シンジル村は、ラマラ近郊の人口およそ6,000人の村である。この小さな村でも、イスラエル軍による閉鎖の影響を大きく受けている。シンジル村には7つの入り口があるが、これらはすべて、ブロックや土でイスラエル軍によって閉鎖されている。車両は入れないため、JVCスタッフは土の山を超えて、丘の上の診療所に向かうことになった。今回は1800ドル分の医薬品。その内容は、気管支喘息、高血圧などの治療薬、抗生剤などである。薬は結構高価なので、ダンボール人1箱に収まったのが幸いだ。

UPMRCの診療所は、子どもを連れたお母さんたちなどでいっぱいだった。井下医師も「この環境でも非常に良くやっているなと感じた」という。子どもが風邪をひいたため、診療所に来ていたシラさんは、38歳で4人の子どもがいる。今回のイスラエル軍による閉鎖によって、シラさんたち、村のおばさんたちの生活はいろいろな面で苦しくなっている。シラさんの夫も、封鎖でここ7ヶ月間仕事がないから、収入がない。シラさんの弟のお嫁さんは、妊娠4ヶ月で出血が約20日間続いていたが、病院に行くことが出来なくて結局流産してしまった、という。

診察を待つ母子診察を待つ母子

診療所で働く産婦人科医、サラ医師によると、妊婦は本当につらい思いをしているとこぼす。病院へのアクセスが妨げられているため、病院で出産して適切な処置をすれば助かる赤ちゃんが、死に至るケースも増えているという。サラ医師は、ここ2ヶ月間、村や近郊の村に住む女性たちからの問い合わせに昼夜答えている。「悲しむひまもないほど、忙しいのよ。」と控えめな笑顔を見せた。一見のどかそうに見える村も占領に苦しんでいる。

羊と対話する井下医師。のどかに見えても羊も大変だ羊と対話する井下医師。のどかに見えても羊も大変だ

団体案内
JVCの取り組み
11ヵ国での活動
イベント/お知らせ
現地ブログ
あなたにできること
その他
特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター
〒110-8605 東京都台東区上野5-3-4 クリエイティブOne秋葉原ビル6F 【地図】
TEL:03-3834-2388 FAX:03-3835-0519 E-mail:info@ngo-jvc.net