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1月31日 ラオスで、ラオス人と韓国人とアメリカ人とニュージーランド人と、日本を応援する

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2011年1月31日 更新

29日の夜10時。友人宅でサッカーを見る。日本人、ラオス人、アメリカ人は既に友人だったが、初めて見るニュージーランド人と韓国人も2人ずつ。友人の友人で、韓国の青年海外協力隊の人々。日本の応援をするという。個人的には関心が無いスポーツなうえ、土曜の夜ということで、既にしたたか酔っていた私は少なくとも半分は寝たようだが、李選手が点を取ったシーンは見ていた。ドッと沸く一同。日本人の何人かが韓国人に「コリアン!コリアン!」と言ってはしゃぐが、そのあと「あ、でもこの選手は北朝鮮系だっけ?」と日本人同士ささやきあう。しかしいずれにせよ、和やかな空気は変わらない。

インターネットを見ている限り、日本‐韓国戦でトラブルがあったということで、日本韓国双方のネットユーザーが過激な意見を書き込んでいるようだが、彼らは私より熱心に日本の応援をしていた。外国に住んでいると、その国の人と知り合い触れ合うのは勿論だが、様々な国の人々と知り合う機会もあり、それもまた楽しい。あ、ニュージーランド人が日本を応援したのは敵の敵だからか?なんて口の根も乾かぬうちにそんなことを言ってはいけません。

1月27日 でも強いぜ

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2011年1月27日 更新
 ジムの一角にある筋トレスペース ジムの一角にある筋トレスペース

精霊の話から、今度は街のお話。でもラオスらしさ溢れる話です。

週末を中心に通っているキックボクシングジム。別に時間が決まっているわけでもなければ、月謝があるわけでもない。好きなときに行って、開いていればコーチに「こんにちは」だけ言ってから一通り練習して帰っていく。コーチは特に何も言わないが、先日「筋トレもやっていけ」と珍しく“指導”が。そして各トレーニング器具を紹介してくれる。

 片側のバケツは取れてしまったよう 片側のバケツは取れてしまったよう

「これはこういう風に使う、まあまずは10回からで、増やしていけばいい」などと色々アドバイスしてくれるのだが、それらの器具は手作りのものばかり。バーベルは、バケツに入れたコンクリートを鉄棒の両端に付けたものだ。それらの器具を紹介するたびに、「お金がないから立派な器具が買えないんだよ」と嘆いてみせ、しかし一転「でもこれだってちゃんと強くなるのは一緒だ」と自分の筋肉を誇示するコーチ。これをほとんど各器具ごとに繰り返すのがなんだかお茶目だ。おっしゃる通り、タダで強くなって見せます!

1月24日 ピー(5)呪術医の跡継ぎ

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2011年1月24日 更新

(前回から続く)呪術医は各村に沢山いるわけではない、通常1人か2人。現役の呪術医が亡くなる前に跡継ぎを見つけないといけない。我々の対象村のある村では、実際弟子入りしているという人がいた。スタッフによると希望者数人に厳しい修行をさせ、耐えたものを選ぶ場合もあるという。

また、私が話を聞いた村では、基本的には世襲は禁止。ただし、もし後継者のいないまま呪術医が死に、その後その呪術医が息子に取り憑いた場合は、他所の村の呪術医に来てもらって交信してもらい、息子に後を継がせるというになったら、修行を始めるそう。また。呪術医には女性もいる。いずれにせよ、呪術医不在は村の人たちが伝統的生活を営むにあたって大問題になるでしょう。(この項終わり)

※筆者には、ラオスの精霊信仰について特に文化人類学的素養はありません。あくまで自分がラオスで見聞きした話を書いています。日本人が日本について時折間違ったことを言うように(例えば都市住民だったら、“日本は今は火葬だけじゃないかな”などと言いかねません)、ラオス人の言うことが全て正しいかと言うと、これも疑問符。以上ご了承ください。

1月22日 ピー(4)たたり

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2011年1月22日 更新
 写真はイメージです 写真はイメージです

(前回から続く)前回ご紹介したのは昔の話だが、最近にもピーによる祟りはあった。ある村の村長は、ピーの宿る森を通る道を建設する事業の実施の際、事業主に相談され、「あそこはピーがいるからやめたほうがよい」とアドバイスした。しかし事業主はこのアドバイスを無視し、どんどん整地を始めてしまった。

するとまもなく、ブルドーザーが全く動かなくなり、中には真っ二つになってしまったものもあったという。事業主は村長の勧めで呪術医に相談し、呪術医はどのようにすればピーの怒りを解くことができるかを伝えた。償いの儀式のあとは、また建設が続けられたという。ちなみにこの村では償いの儀式では水牛を差し出す場合が多いらしい。ほんの3,4年前の話ということです。(この項続く)

1月21日 ピー(3)精霊(幽霊?)の棲む森

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2011年1月21日 更新

(前回から続く)ピーの棲むという森に連れて行ってもらう。森の守り神のほうのピーを期待していたのだが、村人の話では、「かつてここには10家族程度が住んでいた。あるとき妊娠した女性が臨月なのに機織をさせられ、ついには機織機から崩れ落ち、死んでしまった。その後怒った彼女の霊が現れるようになり、10家族はこの森を逃げ出した。それ以来この森はピーの住む森とされている」とのことで、幽霊のほうの話のよう。

いつ頃か、ということについては、とても昔、ということで詳しくはわからなかったが、いずれにしても祟られた人が今も生きているという話ではない。これは恨んで出てきた幽霊が、精霊に昇格(?)したケースということなのでしょうか。(この項続く)

1月20日 ピー(2)見たことはないが、取り憑かれたことはある

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2011年1月20日 更新
 こういう立派な木にしてしまったのでしょうか? こういう立派な木にしてしまったのでしょうか?

(前回から続く)ちょくちょく雇っている運転手さんに、「ピーのこと信じます?」と聞いてみた。すると「うーん、とりあえず見たことはないねえ」とのこと。まあ、遠まわしに信じていないと言っているようにも取れる。「うーん、まあそんなもんか」と思って別の話などしたのちに、「見たことはないけど、取り憑かれたことはある」と言い出す運転手さん。

彼の話はこうだ。「あるときよその村に行って帰ってきた後、体調が悪い。病院に行って注射を打ったりしたが、一向によくならない」「そこで呪術医に診てもらったところ、どうもその訪問先の村でピーのいることろでおしっこをしてしまったのが原因だとわかった。確かに森でおしっこをした記憶がある」「そのあと償いの儀式を行ったら、体調は治った。本当なんだ」いやいや、それ信じてるとか信じてないのレベルじゃないっすね、運転手さん。(この項続く)

1月19日 ピー(1)精霊、幽霊のお話

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2011年1月19日 更新
 この川にも宿っています この川にも宿っています

ラオス語に「ピー」という言葉がある。精霊も幽霊もこれで表現されることが多い。私の理解では、森や川に棲んでいて、人間が森や川を大切にしていれば恵みをもたらしてくれ、汚したり破壊したりすればたたりがあるのが精霊。実際ラオスのピーにもそういうものが多いらしい。ただし、恨みを持った人が化けて出るのは幽霊だと思うのだが、それもピー。詳しい人に聞けば色々と分類があるのだが、日常的にはピーで一緒くたが多いようだ。まあ、かく言う私も先ほどネットで調べるまで幽霊と亡霊の違いが分からなかったのですが。

また、化けて出た人もいつか精霊になることもあるということだ。日本で言うと、菅原道真などが亡霊が神に昇格?した例ということになるのだろうか。また、うちのスタッフによると、天使というべき、人間にいいことばかりしてくれる精霊もいて、昔の人は彼らと交信できた(チャネリング?)らしいが、今の人たちは嘘つきで堕落した人が多いので、もう交信できないそう。なにはともあれ、先日ピーについて色々聞く機会があったので、披露します。(この項続く)


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