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11月29日 ハァ〜

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2010年11月29日 更新
 ビデオ上映会の光景 ビデオ上映会の光景

SRI(幼苗1本植え)の技術を紹介するのに、ビデオ上映をいつも行うが、その際コメディーや環境についてのものなど、他のビデオも流す。するといつも印象に残るのが、子どもたちを中心とした、「ハァ〜」というため息とも歓声ともつかない声だ。

この声は、川の環境を守ることを訴えるビデオの中で大量の魚が映し出されたとき、ほぼ間違いなく、いや100%間違いなく挙がる。どの村も例外なくだ。我々の対象村にはそれほど大きな川がないため、あれほどの大きさ、あるいは量の魚を見ることはあまりないのかも。それにしても、なんともかわいらしく、またある意味で切ない声なのです。

11月26日 雨安居(うあんご)入り

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2010年11月26日 更新
 パーティーでも、シラフで踊っていたのです パーティーでも、シラフで踊っていたのです

各自調査、とは言いましたが、不親切なので簡単にご紹介。

「安居」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。2010年11月26日17時(ラオス時間)現在での最新版を取得。

安居とは元々、梵語の雨期を日本語に訳したものである。

本来の目的は雨期には草木が生え繁り、昆虫、蛇などの数多くの小動物が活動するため、遊行(外での修行)をやめて一カ所に定住することにより、小動物に対する無用な殺生を防ぐ事である。後に雨期のある夏に行う事から、夏安居(げあんご)、雨安居(うあんご)とも呼ばれるようになった。

引用ここまで

この期間(今年のラオスは7月27日〜10月26日)、お坊さんでないラオス人でも、禁酒をしたり、犬や野生動物などの肉を控えたりする人がいる。まあ、あまり多くないのだが、その一人が我らがラオス人リーダーのフンパン兄さん。思えば、彼の雨安居中に一緒にご飯を食べて、私だけビールを飲んだりしたものだ。申し訳ない。

以前近所に住んでいたオジサンも、3ヶ月間酒も夜の女性を連れ込むことも控えて、「僕は仏教徒だからね」と胸を張っていた。普段の乱行を知っているだけに、感心しつつ呆れたものです(フンパン兄さんは普段もマジメです、念のため)。

11月24日 誤解

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2010年11月24日 更新

私事だが、11月は酒と肉魚を断っている。日本に一時帰国中に暴飲暴食した分を調整しているだけで、深い意味はない。ないのだが、村に行くとやはり「なんで?」という感じになる。そして「なにかそういう日本の風習、あるいは宗教に違いない」と村人同士ささやき合っているのが聞こえることも。いえ、日本で食べまくって、ラオスに戻って控えるのは私だけの風習です…風習というか、必要に迫られているわけでして…まして宗教では…と思うも説明が難しい。肉を食べる機会が少なく、米も不足がちな村人に向かって「暴飲暴食したので」というのも気が進まない。

そのへんはフンパン兄さんが心得ていて、ラオスの「雨安居入り」みたいなものだよ、と説明して、まあなんとなく収まる(雨安居入りは各自調査)のだが、今度は親切なラオス人が私の前に卵料理を集め始める。先日郡知事や他の郡の役人のみなさんと食事した際も、「ほれ、彼の前に卵料理を集めてあげなさい」との郡知事のお言葉。続々集まる皿。郡知事のご親切に応えないわけにはいかない。しかし食事制限の結果コレストレールを取りすぎるとは、これいかに。

11月23日 プレッシャー?

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2010年11月23日 更新
 なんでもござれ!とは言えないまでも… なんでもござれ!とは言えないまでも…

11月10日の記事の関連で。井戸研修終了後の感想として、「自分が修理してみてうまくいかなかったら、村人はなぜだと聞くだろう。しかしちゃんと答えられるかどうかわからない」というものがあった。もちろん研修に参加したからといって何でも直せるようになるわけではない。故障の性質によっては、業者を呼ぶしかない場合もありうる。この参加者にとっては、そうした場合を心配したのかもしれない。

いずれ研修参加者のお披露目を兼ねた井戸修理基金のフォローアップの寄り合いを持つだろう。寄り合いはもちろん井戸修理基金委員会が主導し、JVCはオブザーバー的に参加する予定だが、その際あまり研修参加者にプレッシャーがかからないように一言申し添えたほうが良さそう。研修を担当したラオス人リーダーの我らがフンパン兄さん(ラオスでは年上は○○兄さん、○○姉さんと呼びます)は、研修前の参加者の期待、終了後の感想といったものを大事にしているので、こういった声も伝わってくる。頼りになります。

11月22日

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2010年11月22日 更新

前回に続いて、米銀行の返却の話。P村では、JVCの提案を待つまでもなく、村長が村の寄り合いで米を返却するよう呼びかけていたわけだが、村人は催促待ちどころかむしろ早く返したい模様。というのも、時間が経つと米が乾いて軽くなってしまうのだ。だから米がまだ重い今のうちに返したいと言うわけ。もちろん数パーセントだが、村人のこういう知恵(抜け目のなさ?)なんかいいですねえ。

11月19日 持続発展性の芽

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2010年11月19日 更新
 手前は収穫済みの田 手前は収穫済みの田

お米の収穫にだいぶ終わりに近づいてきた対象郡の村々。米銀行の実施村では、返却日を12月に設定しているところが多い。そこで村を訪問して、返却日前に会議を行って、返却日を確認するとともに「返却キャンペーン」を実施することを提案する。借りるときはみなうれしい。大事なのはきちんと返すこと。

するとP村の村長は「もうやった。規則を確認して返却日が近かったから、村人を集めてきちんと返却するように話した」という。もともとリーダーシップのある村長だとは思っていたが、こうして持続発展性の目が出ているのを確認するのはうれしい限りです。

11月16日 女性の参加

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2010年11月16日 更新
 研修終了後記念撮影 研修終了後記念撮影

ここのところのこの日誌の村人の写真は男性中心。井戸の修理技術者研修はやはり男性ばかり、これはまあ、仕事の性質上想定されたこと(それでも募集の際に“女性の参加推奨”とは必ず言っている)。もう一つ、我々の対象村の8割は少数民族の村で、女性が泊りがけで外に出ることの文化的障壁が高い(女性の参加者はたいてい非少数民族の村からの参加者)。

写真は先日行われた乾季のSRI用堆肥研修の模様。今回は女性も多く参加。田植えは女性が担うことが多いので、あるべき姿とも言える。とはいえ女性のさらなる参加は今後とも課題。女性の参加を促すべく、女性だけのステディーツアーなども検討しています。

11月15日 面接

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2010年11月15日 更新

新しい農業スタッフの面接。

「志望動機は?」
「私の夢はプロジェクトマネジャーになることで、そのためにいい経験になると思いました」
「今の職場ではよい経験を積めないの?」
「そういうわけでもないですが、JVCで働いたほうが近道になりそうです」
「…これまでの仕事で困難は?」
「村人に色々指導してもやらないことです。例えば、例えば、例えば…」

心の声:“あなたは頭も良さそうだし、英語も今いるスタッフの誰よりも上手いですね。でもね…”

次の方。

「志望動機は?」
「農村開発の団体だからです。貧しい村人の生計向上の手助けをする仕事がしたいんです」

心の声:“うん、うん、うん、そうだよなあ、普通そうだよなあ。極端な話ウソでもそう言うもんだよなあ”

「JVCに一生を捧げます」なんて言ってもらいたいつもりは毛頭ない。ここで経験を積んで、将来的にまた別の可能性を探るのはけっこう。ただ、「よい経験になると思いました」「経験を積みたいので」しか言わないのはお断り。ここは職業訓練所ではないし、活動は村人のためにやっているのだから、悪しからずご了承下さい。

11月10日 模範回答?

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2010年11月10日 更新
 事務所での座学の様子  事務所での座学の様子 

先月の徒然日記でお伝えした井戸修理研修だが、スタッフのレポートから村人の研修後の振り返りでの発言が把握できた。「この研修で何を学んだか」という質問に対して、多くの村人が「パイプのつなぎ方やパッキンの取替え方法を学んだ」といった内容のことを答えている。このような技術研修は特にそうだが、一般に村では抽象的なことや総論的なことを耳にすることよりも、各論的なことを耳にする場合のほうが多い。

そんな中目を惹く回答が。「井戸の修理はそれほど難しくないということを知り、修理用にお金を徴収する意味がわかった」

いいですねー染みるなー。

11月9日 こっそりSRI?

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2010年11月 9日 更新
植えたばかりは頼りない植えたばかりは頼りない

SRI(幼苗1本植え)は、苗齢30日程度の苗を何本かまとめて植えるのがラオスの通常の田植えの仕方であるのに対して、苗齢15〜20日程度の苗を1本ずつ間隔を空けて植えるという村人にとって新しい方法。興味を持っている人は少なくないが、多くの村人にとって失敗する余裕はなく、「他の人がやってうまくいくようならやる」という姿勢の人もまた少なくない。自然、各村に1人でも2人でも挑戦する人がいれば、そこから拡げていくというアプローチを取ることになる。天候不順で心配していた今年のSRI生育状況だが、既報の通りなかなか良い田も多く、良い収穫が期待できそう。

ある村でSRI田を見ていると、そこに「いやーSRIいいねー、気に入った」と別の村人が。あれ?あなたSRI実践者リストにはいないけど…どうも名乗りを上げずにやってみて、うまくいったので名乗りを上げてきた模様。実は他の村でも、SRIで田植え後しばらくは生育状況が悪く、周囲に田を持つ村人に笑われ、少し後悔したという村人もいた(最終的にはよく育ち満足している)。新しいことを試すことには、我々が思う以上に色々な意味でのハードルがあるのだなあ、と感じました。

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