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3月31日

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2010年3月31日 更新

前回まで4回に渡ってご紹介した通り、女性だらけの会議は盛り上がり、成功裡に終わった。現状実際に水を汲んでいるのが女性である以上、その女性の意見がより反映されるべきだ。サッと聞けばごく当たり前に聞こえることだが、実際そうなってはいないことが多い。その点では良かったと言える。

一方で、一歩進んで考えれば、現状追認すること自体どうなのか、という見方もできる。つまり、そもそも水汲みは女性の仕事でなければいけないのか、という命題は残るわけだ。

しかしそこに触るのは、男女の分業という村の伝統的暮らしの根本を問うことになり、容易なことではない。女性たちからして、必ずしもそこにまで触って欲しいとは思っていない可能性は高い。男女間の相対的な労働負担の調整ではなく、水支援による女性の絶対的な労働量軽減が現状我々のプロジェクトではもっとも現実的かつ効果的だろう。ただし、ジェンダーに限らず、そういった根本を問う姿勢は常に持っていたいし、スタッフとも共有したいと思います。

3月30日

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2010年3月30日 更新
写真ネタ切れにつき、変な顔してますが私の挨拶を写真ネタ切れにつき、変な顔してますが私の挨拶を

(前回より続く)さて、我々の井戸支援では井戸管理基金の設立がセット。そうでないと、将来故障したときなどに、直す手立てがなく、放置されることになりかねない。しかし、通常この基金の委員会メンバーも、少なくとも一人は女性を入れるようにしているものの、男性が多くなりがち。

しかしなにしろ今回は女性70名男性10名の会議。村長も半ばヤケ気味(?)に「ほら、女性陣立候補しなよ」と女性を焚きつける。結果いつもよりもジェンダーバランスの取れた委員会メンバーになった。最後は私も挨拶に立ち、実際に水汲みをしている女性が沢山参加してくれてうれしい、と言うと、女性たちが大きくうなずいていたのが印象的でした。(村での出来事としては、この項終わり。次回補足あり)

3月29日

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2010年3月29日 更新
こちら総勢10名の男性チームこちら総勢10名の男性チーム

(前回より続く)この男女別に分けての話し合いは、他の村でも行っているが、男性チームに関しては、やはり数の提示が多く、村によってはすごい数が出てくることもないではない。女性チームについては、別の村では数を挙げた女性チームもあったが、同じ村の男性チームよりもずっと少なかった。

もちろん女性だって多ければうれしいだろうが、毎日水汲みをする女性が挙げる数字のほうが「とりあえずこれだけあればだいぶ助かる」という現実的な線を反映している可能性が高いように思う。男性チームは「言うだけ言ってみよう」的な感覚もあるのでは、という感は否めない。まあ、私がその立場でも、沢山支援を得て奥さんにいい格好がしたいと思うかも知れませんが。(この項続く)

3月26日

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2010年3月26日 更新
女性に囲まれ孤軍奮闘?する農業スタッフチャトウコーン女性に囲まれ孤軍奮闘?する農業スタッフチャトウコーン

(前回より続く)やはりこの男女構成比だと、当然だが女性たちが元気で、活発な発言が続く。さらに男女を分けて、どのように水問題を解消するか話し合うと、その結果がまた面白い。男性チームは何基欲しい、という言い方をする。これに対して女性チームは、「1家族に1基欲しいわね!」などと冗談を飛ばしながらも、具体的な要望となると、「それは支援してくれるみなさん次第だから」と奥ゆかしく、数には触れない。なにかこう、なんとも言えずなごむわけです。(この項続く)

3月25日

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2010年3月25日 更新
見渡す限り女性ばかり見渡す限り女性ばかり

村で話し合いをやると、女性の参加を奨励するものの、やはり通常男性の参加者の数のほうが多い。ところが、ある村では女性だらけの話し合いが開催された。村に行ってみると、その日は年に2回の共有池で魚を獲っていい日であり、多くの男性たちは池に出払っている。しかし話し合いのテーマは水不足解消で、水汲みは村では通常女性の仕事なので、女性が沢山来ればそれはそれで問題ない、と言うと、来るわ来るわの70名。

男性は10名で、バランスという意味では悪いのだが、せっかく来てくれた計80名を無視できない。そしてなにより、いつも通り男性が多ければ、水を汲む人が水を汲まない人に遠慮するようなことになってしまう。女性が多ければ女性も遠慮なく発言するだろう。そこで女性70名男性10名の異例の話し合いがスタートと相成りました。(この項続く)

3月19日

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2010年3月19日 更新
この子たちも交替で降りていきますこの子たちも交替で降りていきます

(前回より続く)翌朝再度のぞきに行ってみると、確かに水がある。村の子どもたちは、こうやって遊びながらお手伝いをしている。児童労働の定義に単純には当てはめにくい作業も多く、この井戸掘りもそれにあたるのかも知れない。

子どもたちは素早く昇り降りしますが、けっこう高いです子どもたちは素早く昇り降りしますが、けっこう高いです

とはいえ、元気な村の子どもには起こりにくいことかも知れないが、足を滑らせれば怪我をしかねない。それに子どもには他にも楽しいことはある。水に関する支援は女性や子どもの労働軽減につながる。この乾季が終わる前にできるだけの支援をしたいと思います。(この項終わり)

3月18日

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2010年3月18日 更新
水が枯れてしまった井戸の底水が枯れてしまった井戸の底

井戸の調査である村へ。村にある井戸すべてについて、使用状況など実際に歩いて見て回る。すると、ある浅井戸の前で子どもたちがキャッキャとはしゃいでいる。よく見ると、井戸の底に降りていって、お椀のようなもので底を掘り、その泥をバケツに入れている。

そしてそれがある程度たまると、上の子どもたちが竹の先にバケツを引っ掛けて吊り上げ、泥を捨ててまたバケツを降ろしているのだ。今は乾季の後半、井戸の水位が特に低い時期なので、こういった作業が必要なのだろう。井戸のサイズからして、子どもに向いた作業なのだという。

3月12日

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2010年3月12日 更新
積極的なおばあさんにくらべ、孫たちは恥ずかしがり積極的なおばあさんにくらべ、孫たちは恥ずかしがり

私一人でも外国人なので注目はされるが、グレンさんと村を歩くと、やはり注目度が違う。なにしろ長身で金に近い髪の色をした、絵に描いたような西洋人なのだ。あるブルー族の村で、おばあさんがグレンさんにラオス語で話しかける。

「アレ(牛)はおまえさんの国の言葉ではなんと言うんだい?」
「あれはカウと言います」
「カウ、カウ、カウ」
「ブルー語ではなんというのですか?」
「ブルー語ではタケーンだよ」
「タケーン、タケーン、タケーン」

おばあさんは手当たりしだいに聞くので、お互い聞いたそばから忘れている感はあったものの、おばあさんは少なくとも「カウ」は覚えたようだった。女性が元気な村は、たいてい全体的にも活気があって、活動がうまくいきやすい印象がある。この村もそうだといいのですが。

3月11日

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2010年3月11日 更新
ここが何村で…と説明するおばあさんここが何村で…と説明するおばあさん

参加型農村農村調査では、村人に地図を描いてもらう。普段あまり地図に親しんでいない村人が多く、どの向きで書くか、からしてあーでもないこーでもないと議論になる場合が多い。できあがったものは、衛星写真などと比較したとき、驚くべき正確さを持っていることも、あまりそうは言えないことも、また科学的には正確でないが、村人の心理的な意味での大きさを反映していることもあり、なかなか興味深い。

そんな中、グレンさんが持参した地図を見て、すらすらと読んでみせた年配の女性がいた。農村の、さらに年配の女性となると、地図を読める人はなかなかいないはず。話を聞いてみると、かつて学校の先生だったということだった。人に歴史あり。ちょっと違うか。しかし新鮮な驚きでした。

3月10日

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2010年3月10日 更新
メニューを手に、オーナーのヒロさんメニューを手に、オーナーのヒロさん

昨年11月にオープンした、日本人経営のカフェレストラン、カフェ“アナコット”(ラオス語で未来という意味)が、JVCラオスをバックアップしてくれることに。おすしを注文すると、1皿につき2000キップ(0.2ドル強)がJVCに寄付される。

やわらかな雰囲気のデザインで落ち着けますやわらかな雰囲気のデザインで落ち着けます

おしゃれで清潔なお店は欧米人を中心に旅行者に大人気。ラオス人の若者のお客さんも少しずつ増えている。ベジタリアンメニューもあり、健康志向のおすしも人気メニュー。さっそく「おすしを食べて農村を支援しよう」というチラシを作り、メニューに入れてもらう。

JVCの活動写真も掲載JVCの活動写真も掲載

お店はサワナケートのメインストリートの中ほど。ラオス旅行中とはいえ、ラオス料理を休みたいときもあるはず。サワナケートにお越しの際は、ぜひカフェアナコットでおすしをお召し上がりください。

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