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1月30日(金)答え

ラオス現地代表 新井 綾香
2009年1月30日 更新

20歳の夏、初めて訪れたカンボジアでたくさんの物乞いを目にした。物乞いの中には障害者や小さな子供、老人など働くことが難しい人もいれば、働き盛りと見える男性や女性も多くいた。「この物乞いにお金をあげるべきか、どうか」ということで、一緒にカンボジアを訪れた仲間と共にたくさんの議論をしたのを今でも覚えている。当時20歳の私の仲間だけでなく、今現在、ラオスで国際協力を行う多くの外国人も「あげない」という立場に立つ人の方が多いように思う。
私が3年間過ごしたカムアンのラオス人の多くは500Kipかお菓子など何かしらのものを彼らに与えていた。それは「あげる」という行為よりは「あなたの事が見えていますよ。気にしていますよ」という事を示す一つの表現方法だったように思う。「お金をあげる」「あげない」というのは本当は問題にならないくらい小さな問題で、一番大切なのはその人が自分の視界に入っているか、その人の声が聞こえているかということだと思う。「無視:見えているのに、見ようとしないこと」は社会の中に大きな格差を作り出し、それが貧困を生み出す大元になりえることをこのラオスで生活した3年7ヶ月間で学んだ。20歳の時に出せなかった自分なりの答えに、ようやく今、巡り合ったような気がする。

1月29日(木)チョム姉さん

ラオス現地代表 新井 綾香
2009年1月29日 更新

「4人の子供は皆、いつかはあなたのように大きくなり、そして誰かしらどこか遠くで一人で暮らす時がくると思うの。自分の子供が遠くで一人で暮らす時、近くにいる人に親切にして貰ったら私もすごく嬉しいと思うし、安心だと思うから、だから私もあなたにできる限りのことをしたいと思うのよ」私のことを毎日、自分の子供のように気遣ってくれたチョム姉さん。本当にありがとう。世界じゅうの人たちが、あなたが持っているような素晴らしい想像力を持ち合わせていたなら、この世からきっと争いや貧困はなくなるでしょう。いくら高度な教育を受けていても、そこからは養うことができない「豊かな想像力」という宝物を持っているあなたが、私は大好きだし、心から尊敬します。

1月28日(水)バーシ―

ラオス現地代表 新井 綾香
2009年1月28日 更新

オフィスのオープンと、それから私の離任を兼ねて、農林局でバーシ―を行った。一本一本、願を込めて手に結ばれる白い糸。恐らくこれが最後のバーシ―になるだろう。これで私がすべきサワナケートでの業務は全て終了した。「終わりと始まり」それはいつも背中合わせにあることを改めて実感する。

1月27日(火)引き継ぎ

ラオス現地代表 新井 綾香
2009年1月27日 更新

「人に仕事を引き継いでいく時が一番楽しい」と誰かが言っていたのをふと思い出す。自分が作り上げてきたものを人に渡すことはある意味確かに肩の荷が下りることで嬉しくもあるけれど、同時に複雑な寂しさも伴う。でも、新しい風の中でこれからJVCラオスが変わっていく姿を見るのをきっと誰よりも楽しみにしているし、心から応援している。

1月26日(月)増量

ラオス現地代表 新井 綾香
2009年1月26日 更新

離任に向けて体重が増量中。連日のお別れパーティーで体重をコントロールするのが難しくなっている。その数6回。フンパンの山羊パーティー、大家さんのアヒルパーティー、サワン日本人女性会パーティー、農林局プーケン、友達のラオス人との焼肉パーティー、タケークでのパーティー。最後に貯蓄してしまったこの脂肪を帰国までにどう落とすか、3年7ヶ月の中で一番の困難がここに待ち構えていようとは、夢にも思わなかった。

1月23日(金)1週間

ラオス現地代表 新井 綾香
2009年1月23日 更新

サワナケートを出るまでに、ついに1週間を切った。結局、10月1日からほぼまる4ヵ月、サワンに滞在したことになる。わずか4ヵ月だけれど、事務所の設置、自分の家探し、プロジェクトの開始等と色々な事があり、1年以上滞在しているようにも感じる。サワナケートのラオス人とも、チョム姉さんを通じて近所の人たちなど、短い間にも意外に多くの人たちと知り合うことができた。彼らと過ごすことができる最後の週末となる。

1月22日(木)ケーンメウ村

ラオス現地代表 新井 綾香
2009年1月22日 更新

最後にケーンメウ村を訪れた時、「次は菜園で作ったからし菜の漬物を用意しておくから、たべにおいで」と言ってくれた村人がいたけれど、どうも今年はその漬物を食べることができそうにない。私が行くと、いつも私のことを「ルーク(ラオス人のお母さんが自分の子供を呼ぶ時に使う言葉)」と呼んでくれたお母さんはどうしているだろうか。「また来るね」という言葉はいつもつい軽く口にしてしまうけれど、それが本当に遠い未来であったり、またひょっとするともう二度と訪れない未来であったりする。次に私がからし菜の漬物を食べる日は本当に来るだろうか。

1月21日(水)さよならパーティー

ラオス現地代表 新井 綾香
2009年1月21日 更新

フンパンが山羊を1匹殺し、サヨナラパーティーを開いてくれた。おいしい山羊のバーベキューと、山羊肉の煮込みをこれまで共に走ってきたチームと囲み乾杯する。3年半前、こんな日は本当にすごく遠い、決して訪れることがないように思えた。たくさんのプレゼントを貰い、JVCラオスチームと最後に歌って踊ったことは決して忘れないだろう。本当にありがとう。私は幸せです。

1月20日(火)涙

ラオス現地代表 新井 綾香
2009年1月20日 更新

週末の調印式で半分忘れていたが、もう一つ最後に大きい仕事が残っていた。スタッフ人事はこの3年半の中でも最も頭の痛い問題であり、且つ精神的な苦痛を伴う。一組織の代表としては、自分のプライベートな感情とは時に切り離された別の判断を頭で行い、それを実行しなければならない。そんな時、「開発とは効率の悪い人、できない人を切るのではなく、育てていくことだ」というのは幻想に過ぎないのではないだろうかとふと思ってしまう。いや、本当は、一度出会った人とはその人がどんな人であれ、困難を分かち合い、共に励まし合っていきたいし、そうでなければいけないと思う。

1月19日(月)SRI試験栽培

ラオス現地代表 新井 綾香
2009年1月19日 更新

残念なことに、12月から実施していたSRI乾季米が大きな貝の被害にあい、ほぼ全滅してしまった。「ジャンボタニシが多い」とは聞いていたけれど、ここサワナケートの「多い」という意味はカムアンの「多い」の比ではないらしい。農業をやる時にその土地の様子(土、水の流れ、周りの環境)を知らないということは何と怖いことかということを、今回改めて感じた。SRIという栽培方法がサワナケートの土地になじむかどうか、じっくりと土地や気候の観察を行うことが必要だろう。

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