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4月28日(金)雨のち晴れ

ラオス現地代表 名村 隆行
2006年4月28日 更新

暗曇天の夕刻、雨季の始まりを思わせるどしゃぶりの雨。やがて雲の隙間から、鮮やかでまぶしい陽光がこぼれ、薄暗かった事務所をやわらかく照らしていた。ラオス事務所勤務の最後にふさわしい、やさしく壮烈な光景。

今日でこの徒然日記もおしまい。
この日記、「過去のJVCスタッフが誰もやってないことをやってみよう」という思いつきで始めてみました。毎日書くのは、時間を確保するという意味では大変でしたが、不思議なことにネタ切れで困ったことはほとんどありませんでした。なによりも、読者の方から、「読んでます」って、たまに声をかけてくださるのが本当にうれしく、みなさんのおかげでなんとか続けられたのだとおもいます。

大好きな開高健にちなんで、「旅は成就した。円は閉じた」という台詞でこの日記を閉めたかったのですが、そうは問屋がおろさないようです。わたしにはまだまだ知りたいことがあるし、やらなければならないこともたくさんあります。

ご愛読、本当にどうもありがとうございました。またどこかでお会いできる日を楽しみにしております。

4月27日(木)森林管理に未来はあるのか

ラオス現地代表 名村 隆行
2006年4月27日 更新

思えばこの4年間、ずっと森林管理について考えつづけてきた。
あの学生のころの、無垢で平板で緻密だった「森林」や「森林管理」へのイメージも、すっかり変わってしまった。援助は、援助団体と政府と村人(あるいは援助対象者)で完結する世界を思い描くだけでは狭量に過ぎる、森には人の欲望の表象があり、どうしようもない魑魅魍魎がたくさん住む世界なのだと、我ながらひと皮むけちまった気がする。これを知らずに森林管理について議論しているとすれば、それはまったくの道化だ。

そんな森林を取り巻く潮の目をじっと読んできたつもりだった。ただ「経済成長」に名を借りた金儲けの渦潮を前にして、しばし茫然とせざるを得ないことが度々あった。自分で潮流を作り出そうともしたが、あまりに自分の力が伴わないし、いま考えれば、ちと無謀だったのかもしれない。

大丈夫。方向は間違ってない。まったく間違ってない。

4月26日(水)がんばれNGO!

ラオス現地代表 名村 隆行
2006年4月26日 更新

NGOミーティングへの参加もこれで最後。最後っ屁とばかりに、できる限り意見を出しつづける。今後とも、NGO活動の活性化のために、できる限り関わりつづけることをここに誓います。山田君、いきなり声をかけて申し訳なかったけど、どうもありがとう。

夜はみんなでタラチン中華ディナー。神の手を持つ料理人、ここに健在。

4月25日(火)円は閉じず

ラオス現地代表 名村 隆行
2006年4月25日 更新

帰国に向けて、こまごま雑用をしていたら、あっという間に1日が過ぎる。そして重要な仕事は、実はまだ終わってない。

やれやれ、これは宿題になりそうだ。

4月24日(月)あの女の子へ

ラオス現地代表 名村 隆行
2006年4月24日 更新

以前、NHKの「真剣10代しゃべり場」というトーク番組で、ボランティア活動に熱心に取り組んでいる女の子が、世界の貧困や支援の意義、ボランティアのすばらしさについて語っていたところ、周りの参加者が、「それはお前のただの自己満足だ」、「おれはそんなことに興味はないし、がんがん金儲けすることのほうに興味がある」などなど、さんざん言われて泣きそうになっていた。

あの女の子に一言いっておきたい。
あなたはね、他者を思いやる素敵な感性をもっていて、それは素晴らしい才能なんだ。ただ残念ながら、ひとにはそれぞれ重ねてきた人生とか才能ってもんがあってね、みんながみんな、あなたの考え方を理解できたり、行動を真似できるわけじゃない。すべてのひとが野球に興味あるわけでなく、ましてやイチローや松井になれるわけじゃないようにね。

人を説得できなくてもさ、あなたは自分の才能を活かして、自分の信じる道をとことん進んでほしい。これからのあなたの人生のなかで、いろんなひとがいろんなことをいって、あなた自身もたくさんの世の中の現実を見て、ボランティア活動に失望することもあるでしょう。就職するときには、まったく別の道に進んでいるかもしれない。でも、今あなたが大切にしようとしているものは、決して間違った方向ではなく、むしろあなたの眼を深くするきっかけになりうると、わたしはおもっています。

4月21日(金)ごはんで充電

ラオス現地代表 名村 隆行
2006年4月21日 更新

タケークからバスで帰ってきて、赤城君とジュース屋へ直行。パイナップル+ヨーグルトを飲んで生き返る。その後、タラチンで中華料理をお持ち帰り(4品で600円!)。家でたらふく中華三昧。おいしいものは人を幸福にさせる。

しかし、ラオスってほんとにおいしい店が多いな。

4月20日(木)離任挨拶

ラオス現地代表 名村 隆行
2006年4月20日 更新

今日は、外務省と農林省に、離任の挨拶に伺う。
農林省では、おもいがけず「ラオス人は怠け者か」という話で盛り上がる。視点によって見方は変わるということ、自分の知覚を批判的に洞察し、その場所に応じた適切な支援策を考えられるのが、プロということなのだろう。

タケークに移動して送別会。
離任に際して、まったく感傷のない自分がいて戸惑う。ラオスに関わりつづける以上、今日集まってくれた人たちと、いずれまたどこかで会うに違いないと決め付けている自分がいる。それとも、この業界の一期一会の人間関係に慣れすぎてしまったのだろうか。

4月19日(水)社会の抱擁力

ラオス現地代表 名村 隆行
2006年4月19日 更新

3月下旬から、ずっとタイのウドンターニーの病院にいた。ここのインターナショナルオフィスでいつも対応してくれた看護士さんは、あまりに美人だったし、女性用の制服を着ていたのでしばらく気が付かなかったのだが、実は、俗に言う「おかま」さんであった。彼女の心遣いはいつも行き届いていたし、英語も非常に上手で、プロの気高さすら感じていた。繊細な心配りとタフな体力が必要とされるであろうこの看護師という仕事、ひょっとして、おかまさんにとってまさに適職なのではないだろうか。

ちなみに、わたしは日本でおかまさんの看護士と出合ったことはない。もちろん看護士だけでなく、おかまさんが女性として表立って働ける職場なんて、日本でいったいどれぐらいあるというのだろう。タイ社会の抱擁力とは、かくも素晴らしい。

みなさんの所属している会社で、おかまさんが女性の格好で面接しに来たときに、採用する勇気がありますか?

4月18日(火)あけましておめでとうございます

ラオス現地代表 名村 隆行
2006年4月18日 更新

正月があけて、今日から仕事始め。
今年のラオス正月は、まさに寝正月。料理を作り、昼寝をし、本を読んで、そして買い物に出かけては水をかけられ、と、すっかりリフレッシュさせてもらいました。

水かけ祭では、竜神ナーガにでも取り付かれたかのように、老いも若きもずぶぬれになってはしゃいでます。わたしもずいぶん水をかけられましたが、いったん開き直ると、まるでビール掛けに似た高揚感がやってきますね。

ラオス正月も過ぎ、今月30日の離任まで、いよいよラストスパート。いっきに駆け抜けたいとおもいます。


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