今日、お昼を食べに外に出ようとしたら、ビエンチャン事務所のドアの前で、自分がシドニー大学のAustralian Mekong Resource Centreに在籍していたときに、シドニーの港や街に一緒によく遊びに行ってたサイモン君と、ばったりと出会う。ものすごい偶然だったこともあり、驚きと喜びを隠し切れず、会っていなかった3年分の空白を埋めるかのように話がはずんだ。
再会を約束して別れ、御飯を食べに行くためにしばらく歩いていると、私の中で熱いものがこみ上げてきて、何かこう、泣きたくなるような衝動が胸に込み上げてきた。その場に座り込んで、子どものように、しばらく泣きじゃくることができれば、どんなに幸せだったろう。
そう、わかっている。これからやろうとしていることが、あのシドニーの澄み切った青空の下で抱いた小さな志を、失いかねないということ。
わたしは、どこへ行こうとしているのだろう。
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名村 隆行
ラオス現地代表
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