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9月23日(木) たくましさ

ラオス現地代表 名村 隆行
2004年9月23日 更新

タケークからビエンチャンへ移動。
今年は去年に比べれば雨が多い。「なんでこんないい場所が空き地なんだ?」とおもっていた13号線沿いの土地が、水没地域であったことがわかったりする。

ちなみに、洪水ってネガティブなイメージが強いけど、「洪水になったからあそこで取れた米はうまい」とか言ってる村人もいるんですよね。洪水によって畑に肥沃な土が流れてくるから、というのがその理由。あるいは、雨季の終わりの、水が引いていくタイミングを見計らって漁をするパターンもある。

また、よく聞く「米不足」ってのも、あやうい言葉だ。ラオスで聞かれるのは、たいがい、自分の土地で収穫できたお米で何ヶ月足りないかを指す。ところが、実は水田で取れなかった分を、隠れて焼畑とかやって米を補ったり、林産物を販売したりして、「米不足」分を補っている。そもそも、税金逃れのために、米の収穫量を正確に申告する人なんていないだろうけど。

たしかに不安定な天水に頼るのは、何日前に何をするという計算ができない。そのため長年の経験とやらで博打的な動きをするしかなく、ハズれて痛い目にあう人もいる。そんな村の生活を悲劇として捕らえるのではなく、その不安定な天候に対処したり補ったりする村人の、「ま、どうにかなるさ」というだけでない、生活戦略のたくましさやしたたかさのほうに、ついつい目がいってしまう。

と、今書いていて気づいたけど、「Let it be」ってラオス語では「ボーペニャン」でいいの?

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