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8月6日 (金) 距離の取り方

ラオス現地代表 名村 隆行
2004年8月 6日 更新

最近少し気がついてきたのだが、ラオス語を話せるようになればなるほど、プライベートに踏み込んでまでラオス人と親しくしようという気持ちが薄れてきている。いや、これはきっとラオス語とは関係ない。自分が組織の意思決定をしなければならなくなってきたころからのことだ。きっと、ラオス人がバクチ半分であれこれ要求してくることのほとんどに、NOと言わなければならず、親しくしすぎると断り切れないので、自分で無意識のうちにブレーキをかけているのだろう。

断っておくが、私は援助関係者が陥りがちな、独りよがりのラオス人嫌いでは決してないし、むしろスタッフに対しては、思ったよりよく働いてくれていると感謝しているぐらい。陰口のようなものもたまには聞くけど、そんなのは組織を動かしている者の宿命であるし、ましてやそんなことでドーンと落ち込むほどナイーブな性格でもない。

あまりに自分の常識外の、それでもラオス人にとっては常識的な数々の要求に対して、自分が試されている気がするのも一つの原因でしょうか。自分はラオス人の基準に照らして適切に判断できる人間なのか、そうでないのか。
それだけでない。ラオス人は、自分の判断のパターンをじっとみていて、そして、それに合わせようとする。きちんとけんかしてくれたら、こっちも気が楽なのに、必死で自分の判断基準に合わせようとするラオス人をみていると、ちょっとひいてしまう。自分があれこれいうのは、あなた自身の意見が聞くきっかけにしたいだけなのだ。自分の意見に頷いてくれる人を求めているわけではない。

とあれこれごちゃごちゃ考えているのですが、やはり仕事のつきあいを超える線を守っている自分をみると、まあ、自分はよくよく人間関係に不器用な人間なんだという結論に至る。

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