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ラオスMonthly report(2011年12月)

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人 森林担当 グレン・ハント
2012年4月19日 更新

SRI/乾季田植え、田植え式

プロジェクト1年目雨季は前プロジェクトの活動地視察のみ、乾季に初めての実践者が誕生し、2年目雨季に8村10名が実施、そして3年目雨季に15村62名の実施となったSRIだが、この間に対象郡の郡農林事務所、あるいは郡行政当局でのSRIの認知度も大きく上がった。特にアサポン郡では郡知事の提案で11月に農林事務所にSRI担当技術者が設置され、また新たにこの乾季にSRIを実施する村が1村増えた。

12月にはアサポン郡で郡農林事務所主催のSRI田植え式が実施され、JVCスタッフがSRIを紹介、また実践農家が郡知事をはじめとした多くの出席者の前でSRIの実施方法等について発表を行い、田植えも行われた。今年の乾季作実践者は昨年の3村5名から6村13名となり、他の村でも田植え研修が行われた。また、引き続き各村のSRI雨季作の収量調査も継続、12月中に終わらせた。

多くの出席者で賑わった田植え式多くの出席者で賑わった田植え式

米銀行/返却開始

12月、収穫期に入り、各村で返却日についての話し合いを始めた。2年目の5村は動きが分かっている一方、新規の3村は初めての経験となった。昨年利子まで含めて滞納者ゼロで完全返却し、新規3村のお手本として各村を廻ったKK村は、今年も12月中に完全返却。また、新規の中でかつて失敗経験があり、やや不安視されたKMp村も12月中に一発完全返却。今回の分だけでなく、かつて失敗した米銀行の未返却分も返却するという副次的な効果も発生した。これらの村は世帯数が小さいということもあり、大きな村は返却に時間がかかる。今後順次残りの6村も返却を行う。

水支援/深井戸掘削計画作り、浅井戸セメントリング投入

PNP村でJVC活動開始以前から故障していた深井戸があり、これまで何度かJVCが部品を支援し修理研修を受けた修理ボランティアが修理するというかたちで支援してきたが、その都度故障し、この度新たな井戸の掘削を支援することとなった。これにあたって村で会議を実施。テーマは(1)壊れた井戸のすぐ隣に掘るのが位置としてベストなのか(2)故障した井戸(別の援助団体の以前の支援)のように大型の井戸が良いのか、の2点。(1)については、村の地図を書き、どこに家が、そして井戸があるかを書き込み、どの辺りの世帯が井戸へのアクセスが悪いかを検討した。(2)については、大型井戸は水の出は良いが、今回のケースのように、いざ故障すると修理が困難であり、また部品が手に入りづらい場合も少なくないことを、話し合った。結果的に小型井戸を2基、井戸へのアクセスの悪い村の両端の方の集落に掘削する合意がなされ、さらに細かい場所については村の会議で話し合われることとなった。

また、11月に3基にセメントリングを投入するも運搬中のトラブルで2個破損し、追加作成したPP村だが、無事残りの2個も浅井戸に投入。今後屋根やプラットフォームも設置し、「1年を通じて衛生的にな水が得られる井戸」となる予定。

村人が描いた住宅地地図村人が描いた住宅地地図

ワクチン投与

今乾季のワクチン投与は、プロジェクト終了後を見据え、JVCスタッフは投与そのものには参加せず、各郡の農林事務所家畜担当官と各村の草の根獣医による投与というかたちで、6村で実施された。郡事務所家畜担当官と計画、予算を策定し、実施後各担当官より水牛、牛それぞれのワクチン投与件数の報告を受けた。

H村境界線問題

先月のH村と近隣村の境界線問題の調査に引き続き、今月はこの問題を解決すべくピン郡当局とともに両村の間での大規模な会議を行った。まず、2日をかけて問題となっている地区の地図を作成した。境界線のほとんどの部分では合意が取れているのだが、北のほうの5ヘクタール程度の小さな土地について合意に至らず、ここはPLUPにおいて「未解決地」として記録されることとなった。

村の境界線を衛星地図を使い確認村の境界線を衛星地図を使い確認

魚保護地区スタディーツアー

JVCは、アサポン郡当局の要請を受け、ローカルNGOによる魚保護地区活動を支援しており、彼らの対象村で同団体スタッフに村人とともに魚保護地区設置を進める方法を教えてきた。この一環として、2009年4月にK村で魚保護地区を設置した際に訪れたソンコン郡の村を、同団体スタッフ、彼らの対象村の村人、そしてJVCの対象村の村人とともに訪れるスタディーツアーを実施した。同村の村長は自分たちの経験、魚保護地区が設置されたことによる利点をとても上手く説明してくれ、全ての参加者が持続的な魚保護地区について多くを学ぶことができた。

調査技術研修

バンコクのNGO、TERRAとサワナケート大学が気候変動と産業植林による森林消失についての調査を始める予定であり、JVCも協力する。まだ正式に彼らの間で覚書きが交わされていないが、それに先立ってTERRAの調査チームのリーダーたちが2日に渡って気候変動、外国投資、産業植林に関するワークショップを開催し、JVCスタッフも参加した。

MicMacのワークショップで発表

ラオス人NGO関係者のネットワークであるMicMacが、ローカル、あるいは国際NGOで働くラオス人NGOスタッフのラオスにおける産業植林問題についての全般的な意識啓発を意図して、ビエンチャンで土地収用と産業植林の影響に関するワークショップを実施した。JVCはネットワークの要請を受け事例の発表を行った。

スタッフがラジオ番組に出演

最近スタッフの出身村で道路建設のために郡が村の田、居住地、菜園、そして森林を整地している。彼女はJVCでブルー族の村人にそのような場合に失った土地への補償に関する村人の法的権利について教えてきているが、まだ自分の村での失われた土地への補償獲得には至っていない。ネットワークを駆使し、政府高官に話を通すことができ、その後ビエンチャンのラジオ番組に呼ばれ、状況について話をした。彼女は村人として経験を共有することができただけでなく、番組では彼女のケースに関係する様々な補償法についても議論した。

LIWG年次総会

グレンがビエンチャンでLIWG(土地森林問題に取り組むNGOのネットワーク)の年次総会に参加した。グレンがこれまでJVCを代表して2年間副幹事を務めてきたが、幹事は持ちまわり適切であり、他の団体に機会を与えることとした。この2年間他の幹事やメンバー団体と緊密に協力し、事務局員を雇って意識啓発活動を拡大するというLIWGの発展にとって重要な時期を監督した。幹事からは退くが、今後もLIWGと協働してラオスにおける土地問題の意識啓発を続ける。

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