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ラオスMonthly report(2011年9月)

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人 森林担当 グレン・ハント
2012年2月 2日 更新

SRI/フォローアップ

引き続きフォローアップを継続。SRI実践者のいる村に、除草機を配布した。SRIでは間隔を空けて稲を植えるため、光がよくあたり風通しもいいが、それは雑草にも同じことであるため、雑草もよく生える。雑草取りは重労働だが、真っ直ぐに植えてあるSRIの場合は、この自転式除草機を使うと割と簡単に除草ができる。また、昨年から既にこの除草機を使用している村人によると、「植えるときにも使える」とのこと。この除草機で田に線を引いて、それを目安に真っ直ぐ植える。言われてみると単純なことだが、「除草機」という思い込みからか、あまり考えたことがなかった。早速配布時にそのことを必ず申し添えるようにする。

早速除草機を試すSRI実践農家早速除草機を試すSRI実践農家

今回のフォローアップでは、各村で最も良い生育状況のSRI田の調査も行った。10月にスタディーツアー/経験交流を実施するが、これまでは実施者がまだあまり多くなかったこともあり、未実践者による視察はある実践者の所に大挙して訪れる形を取っていた。しかし、今年は多くの村で実践者がいるため、各村でもっとも成育状態のよいSRI田をその村の村人が訪れる形で実施する予定である。

井戸修理基金/フォローアップ

村の修理ボランティアによる修理の様子村の修理ボランティアによる修理の様子

終了前評価の結果を受け、各村で実際に保管されている井戸修理基金の現金金額と書類上の金額のチェックを行い、また銀行口座の開設を提案した。掘削の際に基金の設立と徴収を条件にし、その後も基金が一定の金額に達するよう、掘削から3年間は徴収が進んでいる限りは村のどの井戸であっても修理を支援(JVCは部品の支援、作業は修理ボランティアが実施)することとしている。1年目は井戸掘削の条件となっているので徴収率が高く、2年目以降はそれが難しくなることも予想されたが、1年目にスムースに徴収の進んだ村では、2年目も同様にスムースに進んでいる場合が多い。徴収率の芳しくない村については、再度支援の内容、意図を説明、共有する機会も持ちながら、徴収率の確認を進めた。

ピン郡の共有林エリア

村人と共有林内を歩く村人と共有林内を歩く

この時期ラオスは雨季の真っただ中であるため村によってはアクセスが容易ではないのだが、我々はK村とS村のそれぞれの共有林エリアを訪れた。GPS端末を使用して共有林エリアの測量をし、地図に落とし込むことが目的である。K村では、共同林エリアの境界線を歩きその範囲を確認することができたが、S村では降雨量があまりに多かったため、共同林エリアまで歩いていくことができなかった。したがって、近いうちに再びS村に入り地図作成を行うことになる。K村での調査では、村人と共に近隣の村を訪問し、K村の共同林エリアの範囲とその管理のために作成した規則に関して、話し合う場を設けた。近隣の村の住民にも、この共有林エリアの場所と規則を尊重することに合意してもらわないといけないからである。

レノールの弁護士研修

レノールが、ビエンチャンで行われたラオス弁護士協会による弁護士研修に参加した。彼の法律に関するスキルが伸び弁護士資格を取得できれば、弁護士として村人の声を代弁できるようになる。弁護士資格の研修は、日本のそれとは非常に異なる。この45日間の研修を受けた後でさらに弁護士協会での1年間のインターンが義務付けられているが、この2つを通過すれば弁護士として法廷に立つことができる。

グレンの訪日

日本での活動報告を目的とし、グレンは日本を訪問した。報告会では、H村での土地収用の現状について説明するとともに、ラオスでの土地問題に関する問題を扱うDVDを上演した。DVDは英語で制作されたもので、この夏にラオスに滞在したインターンが日本語字幕を付けたものであった。当初は、グレンの訪日に合わせて、日本の東北地方での焼畑農業をテーマにシンポジウムを行う予定であったが、3月に震災が起こったことを考慮し、今年度は自粛することとなった。

終了前評価会議

参加者による記念撮影参加者による記念撮影

プロジェクトの終了を来年1月に控え、終了前評価会議を行った。県農林局、郡農林局やその他県の関係諸機関、そして中央からは農林省、外務省、農林省農林普及局、そして対象村の村人が出席し、JVC東京からは代表理事も参加した。8月に収集したデータに基づきここまでの進捗を発表し、概ね順調に推移していることを確認するとともに、第2期を実施する予定であることも公にし、賛同を得た。

スタディーツアー受け入れ

サワナケートという土地柄から、普段訪問者はあまり多くないJVCラオスだが、9月は2大学の訪問を受け入れた。通常の活動に同行してもらうかたちとなったが、村人に新鮮な角度からの質問もなされ、スタッフにとっても興味深い訪問となった。

SRI田を見学する学生SRI田を見学する学生

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