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ラオスMonthly report(2011年6月)

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人 森林担当 グレン・ハント
2011年11月24日 更新

SRI/雨季実践者情報収集と研修

塩撰研修を行うスタッフと村人塩撰研修を行うスタッフと村人

5月に引き続き、実施希望者の調査と、塩水を使って良い種米を選別する(塩撰)研修や、堆肥液肥の作り方の研修を継続する。昨年と比べると実践者は大幅増となりそうだが、初の実践者が出た昨年とは異なり、今年はSRI経験者がおり、また堆肥液肥研修などもこれまでに実施してきているため、そういった村のリソースとなる人々の助けを大いに借りながら、7月の田植えに向けて準備を進めていった。昨年実施の8村10名については、全ての人々が今年も継続、さらにそのほとんどがSRIの作付面積を拡大する予定。中には10倍以上に広げる予定の農家もいる。また、対象村では改良種を植える人も多いが、SRIと相性のいいことから、ホーンサントーンという在来種の使用も徐々に浸透してきている。

米銀行/米倉開き

第一回の米倉開きに集まった村人第一回の米倉開きに集まった村人

年初から村の選定、規則の決定、米倉建設、米の調達、経験交流、と準備を進めてきた米銀行だが、6月上旬には既存・新規全ての村で米倉開きの計画を立て、新規村には帳簿のつけ方の研修を行った。既存村でも昨年の実績の振り返りと、必要に応じて帳簿のつけ方の復習等行い、6月半ばには全村米倉開き済みとなった。昨年はある時期に集中して米倉開きをしたために、その期間田んぼに泊り込んでいたりして借りられなかった人がいた、という村があったが、今年はそのあたりの反省も踏まえて多くの村が6,7,8月の同じ日付に米倉を開くなど、より分かりやすく円滑な運営が心がけられている。またP村の発案で貸出票も作成し、各村に配布した。

養魚/粗放養殖研修

昨年11村42家族を対象に行われた養魚活動だが、今年は13村71家族に膨れ上がった。これは主に昨年はメンバーに加わらなかった養魚池所有家族が、今年になって参加したことによる。まずは様子を見る、という人が多いのはラオスの農村では常にそうだが、想像以上の増員となった。昨年から参加した隣人の活動を見た結果、加わりたいという人が増えたのは喜ばしいことである。

池に入っての実地研修池に入っての実地研修

6月には基礎研修として地理的な条件に応じて何村かの村人を一箇所に集め、2郡で計5回研修を実施し、池の清掃、池の水の質の向上、給餌といった基礎的な粗放養殖技術を紹介した。座学に加え、実際に参加者の一人の池に行き、実践も行った。下旬からは稚魚の配布も行なった。

ラタン・パックワーン植栽研修

5月に実施したタイ複合農業スタディーツアーだが、6月中に、参加した8村全てで参加者による報告会が行われた。様々な関心の声が村人から上がった。その中でも関心が高く、かつ時期的に最も適当と思われたラタンとパックワーンの植栽について、8村それぞれ関心のある村人の数がまとまったので、アサポン郡、ピン郡のそれぞれで研修を行った。それぞれ28名、21名を集めた研修には、スタディーツアーで訪れたタイ、イサーンの研修機関の講師を2名招いた。

アサポン郡で参加者記念撮影アサポン郡で参加者記念撮影

特にアサポン郡では郡行政の関心が高く、郡農林事務所所長他多くの行政官が参加した。講師たちは、ラタン植栽の技術だけでなく、産業植林による森林減少なども例に出しながら、タイの発展の過程とその光と影、環境と調和した持続的発展の大切さについても説明した。参加者にはラタンの種が配布されたが、発芽に成功した苗の2割は村内の別の村人に分ける決まりになっている。

ピン郡で子どもたちと植樹

6月1日はラオスの植樹の日であり、森林チームはピン郡のカーンマイ村とサローイ村で子どもたちに環境教育を実施するとともに、植樹を行なうとともに、植樹の日を記念して学校の校庭に木を植えた。

自分たちを取りまく環境を絵にする子どもたち自分たちを取りまく環境を絵にする子どもたち

焼畑式農業(移動式耕作)ワークショップ

ワークショップに参加するレノールワークショップに参加するレノール

第2週には、森林チーム全員でパクセーに赴き、別のNGOが開催した焼畑式農業(移動式耕作)についてのワークショップに参加し、山がちな地域の村人たちが米生産の主要な手段として使ってきている、この重要なアグロフォレストリーシステムについてより深く知る機会を得た。焼畑式農業(移動式耕作)は、持続性がなく破壊と思われがちだが、ヨーロッパ、タイ、そしてラオスからの発表者によって、必ずしもそうではなく、十分な休耕地があれば持続的であることも多いことをよく理解した。

B村の魚保護地区

話し合いの場に集まる村人たち話し合いの場に集まる村人たち

JVCはサワナケートのローカルNGOの対象村のB村で彼らが魚保護地区を設置するのを支援しており、今月もB村を訪問した。保護地区の場所と適切な区域について長い話し合いを行った。保護区の近くに住む村人には、今後漁ができなくなるという懸念を持つ人もいたからだ。ブルー族であるこの村と、村人が最良の場所を決められるようともに話し合いを重ねた。そして適切な場所を選び、村人とともに規則作りに着手した。次のステップは、近隣村の村人と規則について話し合うことになるだろう。

キノコに関する調査

ラオス国立大学の研究者が再びサワナケートを訪れ、乾燥フタバガキ林に生息するキノコの市場性についての実地調査を行った。これはこの研究者が以前乾燥フタバガキ林の非木材林産物について行なった調査のフォローアップであり、その際にキノコが主要な販売可能な産品であることが分かったので行なわれたものだった。

農林省国立農林研究所によるPLUP(参加型土地利用計画)ワークショップに参加

スタッフのセンチャンがルアンパバーン県で、同県で実施されている大規模プロジェクトを訪れる研修を兼ねた農林省国立農林研究所主催のスタディーツアーに参加し、PLUPプロセスにおける様々な参加型手法を学んだ。その中には、政府の地図作成者に対して、村人が彼らの土地利用に関する考えを伝え易くるために、3Dの地図を作成し、使用する手法もあった。

ブルー族若者グループの経験交流キャンプ

チャンパサック県で行なわれた、南部で土地問題に携わっている3つの団体のボランティアたちのための経験交流キャンプに、人形劇・ドラマ活動の担い手であるブルー族若者グループのボランティアを連れて行った。コミュニティーとの働き方について、他の団体のボランティアたちと意見共有するよい機会になった。

ワークショップに取り組むボランティアワークショップに取り組むボランティア

UNDPの法律普及会議に参加

スタッフのレノルがビエンチャンで行なわれた法律研修に参加。法律普及プロジェクトを実施しており、村人と法律関係の仕事をしている団体と交流を持ちたいUNDPが主催したものだった。JVCは土地と森林に関する権利に関する法律研修の経験、そして土地譲渡の難しい問題について、他の参加者と共有することができた。

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