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ラオスMonthly Report (2009年11月)

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人 森林担当 グレン・ハント
2010年1月26日 更新

新規対象候補村視察調査

現在5村で活動中のJVCラオスだが、来年以降の活動対象村拡大に向け、新規対象村候補としてピン郡の6村を訪問した。これらは、我々の側から活動村が備えているべき要件をリストにしたものを郡の農林事務所に提出し、農林事務所がそれに沿って提案してきた6村である。村の基本的な情報については調査票を作成し、それに基づいて情報を収集した。これらの情報自体も大切であるが、例えば村の水田の総面積を聞かれて即座に帳面から数字を出してくる村もあれば、逆に村長に人口を聞いてもハッキリしない村もあり、こうした村の雰囲気を掴むのも同様に重要である。今回訪問の6村については、活動対象村として適切なものと思われる。12月にアサポン郡でも同様の視察調査を行う。


村を実際に歩くことが重要(村にある水源の確認を行っている村を実際に歩くことが重要(村にある水源の確認を行っている

堆肥研修を3村で実施

11月後半、3村で堆肥研修を実施。どの村でも比較的多くの人数が集まり、非常に反応は良かった。穴を掘り、石灰を撒き、そこに稲藁、家畜糞、さらに稲藁、そして米ぬか、などを重ねていく作り方。また、液肥の作り方の研修も行った。スタッフの変遷を経て、以前の研修と比較すると理論に重きを置き、なぜ堆肥が良いのか、なにがポイントなのか、村人と対話しながら進めていった。質問をして正解者にお菓子を渡したりと、笑いもある参加型、対話型の研修だった。ブルー族の村では、ブルー族通訳も入れたので、理解は進んだ模様。とともに若いスタッフだが、なかなか力量がある(研修の様子については、現地便り、「徒然日記」もご覧ください)。

また、今回は既に知っているリソースパーソン(村の人材)を活用したのも良かった。SRI(幼苗一本植え)のスタディツアーに参加し、戻ってきてからの発表で、「堆肥については自分は経験もあるし、聞いてくれてもいい」と発言していた村人を探し出して参加してもらったのだ。案の定彼は非常に熱心に参加してくれた。こうして少しずつリソースパーソンを知っていき、より村人中心の活動にしていきたい。

家庭菜園のための堆肥作成を実習家庭菜園のための堆肥作成を実習

米銀行進捗

ピン郡農林事務所より、米銀行を長期に渡って成功裡に運営しているという村の情報を得て、それらの村を訪問、中でも10年以上の実績を持つ村に対象村の村人とともに訪問した。参加者は事前に聞きたい質問をリストアップし、それらを聞いたのが、受け入れ村は非常に協力的で、すべての質問に丁寧に答えてくれたため、参加者の満足度は高かった。この受け入れ村には「後の世代が村の外から米をもらったり、借りたり、買ったりすることがないように」というスローガンがあり、強いリーダーシップと団結があることが感じられた。参加者も非常に触発されたと思われる。

ラオス国立大学学生とともに土地利用調査

1日より11日まで、ラオス国立大学の学生とともに、P村にて土地利用実態調査を実施。計1週間村に滞在し、森林の中でも将来の利用のために取ってある乾燥フタバガキ林の村の伝統的土地管理について村の長老や村長などに聞き取り調査を実施した。村の共有林を正式に登録する「土地森林委譲」を実施しているが、村内にある伝統的土地利用システムを事前に把握し、今後の土地の区分や実測、登録作業に生かしていく。また、ラオス国立大学の学生のうち、1名は引き続き残って1ヶ月インターンとして活動し、12月にK村の学校において実施予定の自然資源管理と魚保護について教育プログラムの作成を手伝った。

村人が行っている伝統的な森や土地の管理について調査村人が行っている伝統的な森や土地の管理について調査

N村魚保護地区調査

N村で、村人の提案による魚保護区候補地を調査。候補地はそのものは村の居住区からは遠く(5キロ)、隣のH村のとの境界線となる川にある。実際に歩いて現地を確認した後、村の村長や長老たちなどと、今後の設置へのステップについて話し合った。H村は新規でJVCの対象村となる予定だが、その他の近隣村との調整も必至だろう。この保護区のアイディアは、N村の村人が、すでに魚保護区を設置したK村の村人と、SRIのスタディーツアーなどを通じて交流する中で生まれたものである。

人形劇ボランティア面接

村人のための土地法、権利についての意識啓発を人形劇を通して分かりやすく伝えていくことになった。ボランティアとして協力してくれる若者を選ぶため、少数民族のブルー族の若者14人と面接し、14−19歳の8人(男女各4人)を選抜した。来年以降彼らの試験が終わる頃から、研修を開始する。面接の質問は下記の通り。
1.ボランティアとはどんなものか
2.課外活動経験があるか
3.音楽やパフォーマンスは好きか
4.ブルー文化を理解しているか
5.ブルー文化を保存したいか、したいならばなぜそうしたいか
6.農村のブルー族にとって、森林はどのように重要か

ヤンボーン情報収集

サワナケートの別の郡で活動する援助団体より、ヤンボーンの樹皮を採取して線香に加工している村について、そして加工方法についての情報とサンプルを得る。ヤンボーンを採取しているN村でこの話をし、サンプルを見せた。彼らはこれまで自分たちが採取したヤンボーンが、仲買人に売った後どう処理されるかを知らなかったが、自分たちでもできるかどうか試してみたい、と興味を持った。加工技術同様大切なのは市場なので、仲買人に樹皮でなく加工済み線香を買う意思があるかどうか調べなくてはいけない。また、上記の別の郡の村人とも会って話を聞いた。来年に村人交流ができればと考えている。

村人が手に持っているのが、ヤンボンが加工されて商品となった線香。村人が手に持っているのが、ヤンボンが加工されて商品となった線香。

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