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働く女性たち

ラオス森林プロジェクト担当 尾崎由嘉
2008年3月 1日 更新

森に入るおばさん達、戦争の落し物

「森へ行かないか?」と声をかけてきた女性「森へ行かないか?」と声をかけてきた女性

「これから森へ行くよ。一緒にどうだい?」と、ベトナム国境に近い村を久しぶりに訪れた時、村のおばさん達に声をかけられました。何やら長い棒がついた器材をかついで女性数名が一緒になって森へ行きます。この簡易な器材は、鉄くず探知機。女性達は、戦争の落し物である爆弾の欠片を拾い集めに森に行っているのです。「この村の森で採れるものは、例えば何?」という質問に対して、自然の林産物の名前に続いて、「レック(鉄の塊)」だと答えが返って来ることがしばしばあります。1kg数十円単位で、買いに来る人達がいるとのこと。村の女性達は、午前中に数人集まっては、「皆来たよ。よし、行きましょう。」と日々の習慣のように器材を肩にかついで森へ向かって行きます。

探知機の使い方を語る村の女性探知機の使い方を語る村の女性

探知機は、鉄製のものに近づくと「ピーピー」という音がして、地面に埋もれた爆弾の在り処を伝えます。それを女性達は慎重に掘り出すとのこと。この器材は数十ドルで買えるもので、村の人達が器材にお金を払ってでも集め続けている戦争の落とし物の量は相当になると推測します。「ずっと腰を曲げて山の斜面を歩き続けるからね、腰が痛いのなんのって」と、おばさん達は森の中でどのように探し掘るのか話してくれました。

集まった数人が共に森へ向かう集まった数人が共に森へ向かう

タバコを刻む女の子たち

タバコを刻む女性タバコを刻む女性

森へ去っていったおばさん達と別れると、今度はタバコの葉を刻む女の子たちが家の軒下で作業している所に会いました。畑で採れたというタバコの葉は2人の女性の後ろに山積みになっていて、シャキシャキと木製の刻む器械で次から次へと刻んでいます。これは1kg百数十円ほどで売るとのこと。まだ歩けない幼子を揺り籠の中でお守りしながら作業をしている十代の女の子たちでした。

週に一度の市場で買い物

週に一度の市場で買い物し、担いで家へ帰る女性たち週に一度の市場で買い物し、担いで家へ帰る女性たち

更にこの日は、週に一度開かれる市場で賑わっていました。雑貨や洋服、農具など、隣の郡からトラック数台の商人達が移動してきて、村の一角が市場になっています。近隣の村からも、数時間歩いて女性達が買い物にやって来ていました。10人ぐらいで皆一緒になって歩いてきたようで、帰りには重いビールのケースや洋服、野菜など、沢山の物を担いで戻ります。車でも30分以上かかる村からデコボコ道をやって来た女性達。その逞しさには驚きです。「週に一度だからね。買えるだけのものを買って帰るよ。皆でお喋りしながら帰るから、(歩くのは)どうってことないよ」と、村へ続く細い道へ去っていきました。

ほんの数十分歩いただけで、さまざまな作業をこなす女性達に会うことができるラオスの村の一面です。


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