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戦争で治療が受けられない子どもたちのために
〜白血病治療のための医薬品支援〜
JVCの1991-92年の年次報告書より、当時の活動の概要を抜粋してみます。
【活動地】 バグダッドおよび南部のバスラ市、クート市、ナシリヤ市など
【協力機関】
ヨルダン赤新月社、イラク赤新月社、バグダッド水道局、ユニセフ(イラク)
【活動内容】
- 5月初旬、ヨルダンで購入した食糧・粉ミルク(26トン)をイラク国内でトラックで運搬、その後も医薬品(コレラ治療薬であるクロラムフェニコールなどの公正物質)、粉ミルクを運ぶ。
- 6月から7月にかけ、神奈川県の協力により水道技術者(阿部氏、皆川氏)を派遣、バグダッドと南部地域の水道事情を詳しく調査。同時に山形大学医師である桑山氏によってバスラおよびバグダッドの医療状況の調査が行われる。伝染病の発生が確認され、医薬品が全体的に不足していることをうけ、浄化用塩素を購入する。(水の汚染と伝染病の蔓延を防ぐ目的)
- ユニセフも水の浄化に力を入れており、輸送手段を持っていたため、10月、35000ドル分の26.6トンの塩素を購入しユニセフに輸送を依頼。北部ドゥホーク、モスル、スレイマニア、エルビル、ディアラ、および南部のアマラ、バスラ、サマワに送られる。
【効果】
- イラクの現状を日本に伝え戦争のおろかさを訴えた
- 戦争被害を実地調査し、人命を救う活動を担えた
「イラクにおける活動は、緊急状態を一応脱したとして、91年12月をもって区切りをつけた。緊急救援は人道上絶対的に必要だが、それだけではその地域に存在する本質的な問題に入りこめない、というジレンマに陥ってしまう。地域の歴史、宗教、政治、文化などを理解し、長期的にその地域に関わるプロジェクトの展望を見出してゆきたい。具体的には中東地域の最大の問題点であるパレスチナ問題に取り組み、現地NGOとの共同でプロジェクトを進めてゆく計画である。」としめくくられています。
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