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戦闘と殺戮により危機に瀕するイラクの人々

イラク事業担当 原 文次郎
2006年4月18日 更新

引き続く戦闘と殺戮により、人々の生活は危機に瀕しています。
                      
 イラクで活動するNGOの協議体であるNCCI(イラクにおけるNGO調整委員会)はイラクの人々の和解と暴力の終結を求める声明を3月13日に発表していますが、その後も毎日のように引き続く戦闘と殺戮により、犠牲者は増える一方です。
 4月2日付けのNCCI週報では次のように深刻な問いが投げかけられています。
2003年のイラク戦争以後、避難民生活を余儀なくされている人々は150万人に達し、人口の26%は栄養失調となり、数万の罪のない民間人が殺され、人口の20%は貧困ライン以下の生活を余儀なくされています。食べ物がなく、医師がおらず、その医師をはじめとした知識層が死の脅迫により国外脱出することになる「頭脳流出」が起き、人々は脅迫と誘拐に怯える日々を送っています。
 困難な状況のもとでもこれまでイラク国内で活動を続けて来たイラク人援助関係者もまたこれらの状況の影響を受けています。脅迫を受けて支援の仕事を止めることを余儀なくされる者も出ています。
 2004年のファルージャや、ナジャフで戦闘による人道的な危機が発生した時でさえ、イラクの人々が互いに助け合う姿を見ることができましたが、現在はそのような期待も難しく、被害者を救うために残された手段はPRTなど軍隊による人道支援か、子飼いの民兵を通した政治家による救済しかないのか...
 このような深刻な事態の中で、NCCIは3月28日−30日に緊急事態への解決策を探るためのワークショップを行い、4月3日に新たな声明を発表しています。そこでは暴力の停止を訴えると共に、最も弱い立場に置かれている人々を救済するために、国際法に基づく人道原則が守られ、その上で積極的な支援調整策が取られるべきこと、これらの活動が保証されるよう、人道スペースが確保されるべきこと(具体的には中立な支援関係者が被害者の救済に当たれるようにアクセスが保証されることや、人道支援関係者の身の安全が図られるべきことなど)や、緊急支援活動のための援助基金が準備されるべきことなどを提言しています。
 イラクで人道支援に携わるNGOの一員として、この提言を重く受け止めています。

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