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日本人人質事件について(イラクの知人からの「謝罪」)

イラク事業担当 原 文次郎
2004年11月 4日 更新

バグダッドでは、9月にイタリアNGO職員の誘拐事件が起き、イラクで働くNGO関係者に衝撃を与えました。この事件では人質は解放されましたが、その後もイラク・英国の二重国籍で長年イラクに住み、人道支援に貢献して来たNGO現地代表のマーガレット・ハッサンさんの誘拐事件が起き、誘拐事件の深刻さが改めて浮き彫りになりました。

その様な中で、今度は日本人が被害になる事件が起きてしまいました。人質殺害という最悪の結果に至ったこのたびの事件には大きな衝撃を受けました。

事件の衝撃も覚めやらない31日にバグダッドの知人から「陳謝」と題したメールが届きました。このメールは、イラクの一般市民の思いを代表して、今回の事件に対する遺憾の意と謝罪の気持ちを伝えるもので、こうした温かい言葉には大いに救われる思いがします。

このメールの発信人はJVCの支援活動の中で知り合った方ですが、本人の意向により氏名と所属は非公開として、「イラク市民からの便り」としてご紹介させて頂きます。氏名を非公開にするのも理由があります。少数派とはいえ、対話の方法として他の手段を持たずに、暴力的な手段に訴える事を支持するイラク人も居るのが事実で、こうした人々による予想外の反応を避けるためにも、たとえ職場の同僚の前でも気軽にこうした意見を述べることができない環境にあるので勘弁して欲しいということなのです。なかなか自由に物が言えない環境の中でこうした言葉を寄せてくれたイラクの知人の思いをお汲み取りください。

イラク市民からの便り

【日本語訳】

<陳謝> 2004年10月31日

イラクの人々を代表して私たちはこのたびの日本人の人質に起きたことに対して謝罪と遺憾の意を表します。この様な犯罪者は私たち(イラク人)を代表する者ではなく、ほとんどが旧政権の支持者や宗教的な過激派に支持されるイラク人以外の者で、人道に関する原理原則をねじ曲げる者です。

私たちはいつもこれらの者が(イラクの)国民的な英雄などではなく、イラクの人々を殺す犯罪者であり、彼らが(彼らの支持する)独裁者とその取り巻きの堕落したギャングによってこの国を占領へと引きずり込んだことに責任を負っていると信じています。どうか私たちの謝罪の気持ちを寛大な心で受け止めてください。

【英語の原文(一部改行を変えています)】

From:
 To: bunjiro hara
 Sent: Sunday, October 31, 2004
 Subject: apology

Dear Bunjiro,

On behalf of Iraqi people, we would like to apologize and condemn what happened to the Japanese hostage, those criminals don't represent us and most of them are non Iraqi supported by the previous regime followers and religious extremists who distorted the human kind principles and rules.

We always believe that those are not national heroes but criminals killing Iraqi people and they're responsible for dragging the country to occupation by their dictator and his corrupted gangs. Please accept our apology with our regards for your kind cooperation.


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