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ハビビ(愛しの人)−心の厚いイラク人

イラク・ヨルダンプロジェクト調整員補佐 中島 謙一郎
2004年1月27日 更新

JVCのイラクでの活動について

いよいよサマワに陸上自衛隊の先遣隊が派遣されました。
JVCでは、自衛隊が派遣された際の治安の悪化や日本人が狙われる可能性なども含め、今後の活動の方法を調査しました。そして内戦など最悪の状態でも活動を継続する体制作りを行いました。
現在JVCは、白血病の子どもたちの支援を中心に、バグダッドのガン専門病院の支援を行っています。治安の悪化に伴い援助が滞る中で、薬の欠乏を補う活動が中心です。昨年12月26日から今年の1月16日にかけて原文次郎、中島謙一郎をバグダッドに派遣しました。病院からは約250万円相当の薬のニーズを訴えられ、現在ヨルダンで準備をする傍ら、日本では、さらなる募金も募ります。
JVCスタッフから最新の情報をお届けします。(以上中東担当)

<ハビビ(愛しの人)−心の厚いイラク人>

バクダッドを歩いている私は、非常に気分がいい。毎日ヘリコプターがチグリス川上空を旋回し、ほぼ毎日どこかで銃声、爆発音がし、そしてそれに伴うホテルの窓ガラスの振動が起きて、やはり戦時下ということは体感する。また、非常に緊張を要する場所はバクダッド市内に存在する。しかし、滞在ホテルから徒歩移動圏内の大通りを歩いている限りでは、トラックの荷台から「ハロー・ハロー」と声をかけられるような雰囲気だ。
悪い気はしない。

ハイディ氏(向かって右側)ハイディ氏(向かって右側)

そして、私を気に入ってくれたのか、『愛している』とアラビア語で私に話すホテル清掃係のハイディ氏(22歳)。同じ清掃係の責任者レイラ氏も、彼は心が厚いとお墨付きだ。今日、通りで私のデジタルカメラを狙っている「アリババ(物取り)」の2人組みに遭遇した際に、偶然彼と会うことになる。

私がホテルに戻った後、1人が気を引いているうちにもう1人がカメラを奪い去る計画を話していたと、彼は一部始終をホテル受付の男性を通して説明してくれた。確かに彼らは写真をとっている私に歩み寄り、カメラの値段を聞くなど興味を示していた。そしてハイディ氏は、彼らに警戒して、昼過ぎに床屋に行く私のボディガードとして同行してくれた。
「アリババ」が存在するという事実。一方、そのような場所で外国人である私を心配して、ボディーガードを自らかってでてくれるイラク人。勿論お金など要求しない。

日本人について限定すれば、イラクへの自衛隊派遣に伴い、上述のような親近感を抱くイラク人の対日感情は悪化しないか。すなわち、中東諸国と第二次大戦後に一度も交戦したことのない日本人が、イラク人を殺害してしまうというようなことが起きないか。
さらに、こちらで耳にする日本人に対する絶大なる信頼に加えて、「自衛隊」への大きな期待。雇用創出に寄与しないなど、自衛隊への要求と実際とがかけ離れてしまった場合、そのギャップから日本人に対するイラク人の感情が大きく悪化しないか。
これは、大変不幸な話だ。
いつまでも気分よくイラクで外出したいと、切に望む。

少々狭い通りで写真を撮影していた時、2人組が歩み寄ってきた…少々狭い通りで写真を撮影していた時、2人組が歩み寄ってきた…

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